どこでも養殖を
三面が海に面し、川や湖が多い朝鮮では水産資源を増やすため努めています。ピョンヤンでは地域の特性を生かした移動式の生簀の養殖が盛んです。
ピョンヤン市養殖管理局の主任技師であるチェ・オクチョルさんのお話です。
「私たちはテドン川とポトン川、チョンドン貯水池を始め自然水域に生簀を設け、養殖を行っています」
各養殖場ではそれぞれの水域の水深と水質に合わせて各種の魚を段々式に養殖し、実益を得ています。地元の特性に合うよう生簀を製作し、設置して養殖の効率性を高め、産量を増やしています。
水深が深いテドン川では生簀の深さを調節して単位面積当りの産量を増やし、ポトン川水域では水深が浅いため、生簀の面積を増やす方法で養殖を行っています。
海岸地域でも水産資源を増やすことに積極的に取り組んでいます。ハムギョン南道では海洋地理的条件に相応しく養殖を科学化しています。
ホドというところの海辺の養殖事業所では、イガイなどの水産物の養殖をバランスよく行っています。事業所では海草とイガイの養殖を組み合わせて水質を改善し、養殖品種の成長に有利な条件をつくっています。
プンオというところの海辺の養殖事業所では、培養場で数種の魚を生産すると共に、稚魚の放流も技術的に行っています。海水と淡水が合流する所に位置した有利な条件を生かして、海水培養場と淡水培養場を設けました。そして、海と川に10万匹の稚魚を放流しました。
大衆挙げての運動で養殖が活発に行われる中、実情に相応しく養殖を行って実益を得ている所が増えています。テドンガン・バッテリー工場とリョンソン・ベアリング工場など多くの所で、実利がある養殖方法を受け入れて、従業員の食生活に役立てています。
実情に合う合理的な養殖方法を受け入れ、収益を上げる所が増える中、国の水産資源も日増しに増えるでしょう。
（経済―その他）
2022.12.11の記事
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