党と大衆の渾然一体

朝鮮労働党は70数年という長い歳月、ただ一度の路線上の過ちや紆余曲折もなく勝利を重ねてきました。その秘訣は党と人民大衆が思想と意志、息遣いを共にして固く結集したためです。誇るに足る党と人民のこの渾然一体は2年前のことを通じてもよく分かります。

チュチェ109（2020）年、世界を席巻した自然の大災難は朝鮮にも襲いかかりました。

8月末、台風8号の影響で複数の地域の多くの耕地と住宅、公共施設が冠水、または崩壊し、道路と橋、線路が決壊するなど多大な被害がありました。人民がなめる不幸、人民の心の傷を一番の悲しみに思い、敬愛する金正恩総書記は被災地を訪ね、また訪ねました。今のような時に他の誰でもないわが党は人民と苦労を共にし、それを癒すために人民の傍にもっと近づいていかなければならないと言って、泥道も厭わず、足を踏み入れた総書記でした。

9月初め、相次ぐ台風9号の被害でハムギョン南道*1とハムギョン北道*2で被害が生じた時も総書記は早速被災地に赴きました。石だらけの険しい道を歩きながら復旧対策について細かく指示した総書記は、自分の心の悩みを首都の党員に伝えるため現地で直々公開書簡を書きました。

総書記は、首都の党員たちはわが党が一番信頼する核心メンバーだとし、首都の党員たちが党の心配と計らいを胸に、ピョンヤンの暖かい情で被災地の人民が一日も早く災難を追い払うよう、心を尽くして支援し、奮闘することを切々と呼びかけました。

その呼びかけに応えて直ちに首都の党員だけでない多くの勤労者と青年が志願し、僅か数時間の間に志願者は数十万人に増えました。こうして、朝鮮労働党の歴史で初めての1万2000人規模の首都党員師団が編制されました。列車で、陸路で、海路で被害復旧現場に行った首都の党員たちは汗して働き、一ヶ月余りの間に多くの住宅を建てました。

朝鮮労働党が創立された10月の祝日を祝う有意義な日にも、総書記は骨の折れる復旧現場の首都の党員たちを思いました。首都の党員たちの努力と献身の精神を励ましてやりたい総書記でした。

総書記は記念行事が終わった後、首都の党員たちがいる被害復旧現場を訪れ、首都党員師団が建てた住宅が一番気にいると高く評価しました。

党は人民を信頼し、人民は党を信頼する！

とても厳しかった2020年に朝鮮人民は災害から立ち直り、国のいたるところに2万戸余りの住宅を建てました。

党と人民大衆が血縁的に固く結ばれた渾然一体、正にこれが朝鮮労働党の素顔ではないでしょうか。

（フィーチャー）