訓練、また訓練

共和国武力の最高司令官である敬愛する金正恩総書記の許で、人民軍軍人は「一当百」のつわものに育っています。金正恩総書記は今年、人民軍の各部隊の訓練を精力的に指導しました。3月15日に指導した朝鮮人民軍空挺部隊の訓練がその一つです。

訓練は、戦時の状況下で巡らされる任意の作戦的企図による動員態勢を検閲し、それに合う様々な戦闘行動組織法に適応している実戦能力を判定するのが目的でした。

社会科学院の研究者であるリ・ヘスクさんのお話です。

「この日、敬愛する金正恩総書記は、人民軍では一つの訓練をしても、それが戦争に直結した実戦さながらの訓練になる時、初めて軍人たちを真のつわものに準備させることができる、様々な地形と気象、昼夜の条件に主動的に対応できる科学的な戦闘訓練、極悪な条件と不意の戦闘状況下での行動に熟達させるための訓練を具体的な方法で行って、全軍の訓練場ごとに勇敢で有能な未来の戦闘英雄を育てなければならない、と言いました。そして、人民軍の基本任務は一にも二にも三にも戦争準備だと念を押し、全軍の将兵皆が戦争が起きるなら、必ず歴史を切り替えてしまうという揺るぎない対敵意志、徹底的な戦争観を身に付けて、今の高揚した訓練の熱意を一層盛んに盛り上げて、戦争準備の完成に引き続き拍車をかけなければならないと言いました」

この日、空挺兵を乗せた輸送機が訓練場の上空に飛来し、多くの兵員が想定の敵陣に飛び降りました。金正恩総書記は空挺兵の訓練を見て、わが軍隊の百戦百勝の戦闘力と強い気概がそのまま伝わってくる、軍人たちが政治的･思想的覚悟が極めて固いばかりか、軍事技術の面でも、体力の面でも申し分なく準備されていると評価しました。

しばらくして、総書記は訓練に参加した区分隊間の自動小銃射撃競技を行うことについての新たな命令を下し、射撃場に向かいました。空挺兵は降下するが早く、銃座を占めて射撃を行いました。射撃が終わり、各射手の点数の評価がありました。

最後の射手の点数まで確認した時でした。射撃の全過程を見守っていた総書記は、実弾射撃競技で一番高い点数を取った兵士を身近に呼びました。その兵士を頼もしげに眺めていた総書記は、記念になるよう銃を取って写真を撮ろうと言い、肩をやさしく引き寄せて、記念写真を撮りました。

総書記の細やかな恩情は、軍人たちにとって訓練の熱意と競争意欲を最大限に守り立てる原動力となりました。

名射手、名砲手運動を発案し、数多くの作戦・戦闘訓練も指揮して、全軍の戦闘準備の完成に一大転機をもたらすよう導く金正恩総書記の精力的な指導があって、人民軍の実戦能力はさらに向上しています。

（政治―為民献身）