伝統料理は今に伝えられる
伝統料理を奨励し発展させるのは朝鮮労働党の一貫した政策です。祖先代々の伝統料理は今まで知られた事だけでも数千に上ります。その内、神仙炉、これは鍋料理の事です。そして平壌冷麺、朝鮮のキムチのように世界に名立たる物も少なくありません。
朝鮮では歴史の長い優れた伝統料理を全て探し出して広め発展させています。また伝統料理とその風習が国家無形文化遺産に登録されています。
平壌冷麺、神仙炉等の伝統料理とキムチ漬けの風習、冬至に食べる小豆粥の風習が国家無形文化遺産に登録され、特にキムチ漬けの風習は世界無形文化遺産に登録されました。
朝鮮各地に伝統料理の専門食堂があります。玉流館*1といいますとご存知の方も多いだろうと思いますが、その名を聞くだけで爽やかな味の平壌冷麺が浮かぶのではないでしょうか。しかし玉流館では平壌冷麺だけでなく神仙炉等各種のユニークな伝統料理も出しています。
オクリュ館の調理師 オ・スボン
「伝統料理の中身が変われば、それを固有な伝統料理だと言えないでしょう。私たちは純粋な伝統料理を保存し、味と栄養価をより高める方向で腕を磨いています」
どの食堂にも自分特有の顔と持ち味のある伝統料理を出しています。
この食堂は平壌の四大料理の一つである汁かけ飯の平壌温飯*2で有名な所です。白米のご飯に茹でた鶏肉と茸の炒め物、緑豆のチヂム*3を盛り鶏肉のスープをかけた温飯は、盛り付けの具とスープの味を上手く調和させた伝統料理です。
形式も様々な料理祭典・料理コンクールは伝統料理の発展を推し進め、伝統料理を広める契機となっています。家庭料理にも伝統料理は欠かせません。普段の食事や祝日に旬の食材で伝統料理を作るのが生活風習となっています。
このように朝鮮労働党の民族文化遺産の保護政策によって伝統料理は積極的に奨励され発展し、食文化は一層豊かになっています。
（政策）
2021.05.09 サイト動画の聞き書き、字幕抜き書き ※音声が小さく聞き取り難い
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