伝統の食べ物、混ぜそば

伝統の食べ物、混ぜそば

朝鮮の伝統の食べ物にそばもあります。

そばは固く練ったそば粉を製麺機に入れてところ天状に押し出しながら沸騰する湯に入れ、麺のシンがなくなるまで茹でて、冷水の中でもみ洗いし、ぬめりを取ります。それをきつく絞って器に盛り、上に具を乗せて肉スープを注げば完成です。

冷たいスープをかけるのを冷麺、熱いスープをかけるのを温麺、刺身を具にのせるのを刺身そばといいます。そして、汁なしにそばと具を混ぜて食べるのを混ぜそばといいます。

混ぜそばは肉や野菜の炒めもの、あえもの、刺身と混ぜ合わせて食べます。混ぜそばは、色々な具と良く調和して食欲をそそる美味しい食べ物です。

具の材料によって野菜混ぜそば、味噌混ぜそば、刺身混ぜそばなどに分けられます。野菜混ぜそばは、ほうれん草、せり、若白菜、大根、にんじんなどの野菜や乾燥した山菜で具を作りますが、栄養価があり消化にも良いです。

味噌混ぜそばは、肉と色々な野菜、味噌を一緒に炒めて作り上げたどろっとした味噌汁をトッピングしますが、独特の味がします。冷麺はスッキリしシャキッとした味が定評で、混ぜそばはソフトな口当たりと香ばしさが好評です。

この様に混ぜそばは、具の色々な要素が溶け合い、朝鮮人の好みに合う伝統の食べ物の一つとなっています。

今、朝鮮では美味しく栄養価の高い色々なそばを工業的に生産して人民の食生活の需要を満たしています。