生物多様性の保全のために

朝鮮は生物多様性条約の締約国として、今の世代にとどまらず、未来の世代のために、そして国内を超えて、地域及び国際の利益と結び付けて、生物多様性の保全に前向きに取り組んでいます。

「朝鮮民主主義人民共和国有用動物保護法」と「朝鮮民主主義人民共和国水産法」、「朝鮮民主主義人民共和国自然保護区法」などを採択して、生物多様性保全の法律的枠組みを整え、毎年3月から7月までを有用動物保護期間に、4月と7月を水産資源保護月間に定めて、国と社会挙げての力を入れています。

全国各地に生物圏保護区と自然保護区、動物保護区、植物保護区、渡り鳥（湿地）保護区、水産保護区など多くの自然保護区が設けられ、定期的な調査と管理、科学研究が行われています。

国家科学院動物学研究所では、関係機関と協力して、国中の野生動物保護区に対する指標別の調査を全面的に行い、動物の種類と棲息条件を分析し評価する一方、生物生態系がきちんと保存されている地域に保護区を新設しています。

中央植物園研究所でも、ヒオハアキグミとアロニア、スンアン・サンザシなど良種の木を広めるための懸案を解決しています。また、ドイツとニュージーランド、国際自然保護連盟などの専門家と朝鮮の東海岸と西海岸の主な湿地に対する共同調査を行うなど、近年、渡り鳥を保護するための国際的協力も活発に行いました。

敬愛する金正恩総書記は、今年1月の歴史的な朝鮮労働党第8回大会で行った報告で、国土建設と生態環境の保全に抜本的な進展をもたらすため粘り強く努力することに触れました。党大会で示された課題を実行するための対策が、全国的な規模で講じられています。

朝鮮で生物多様性の保全のための努力は今後も続くでしょう。

（フィーチャー）

2021.05.26の記事

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