土地の復元のために姜成姫(カン・ソンヒ、カン・ソニ):6月5日は世界環境の日です。2024年の世界環境の日のテーマは『我々の土地、我々の未来、生産と復元』です。 国連環境計画は2024年の世界環境の日に際して土地の退化と砂漠化を防ぎ、干害を防止する上で土地の復元の重要性を強調しています。世界の多くの地域で砂漠化が促進されています。土壌の構造が破壊され農作物の生産が減少して人間の生活に悪影響を及ぼしています。少なからぬ国々で川と湖が乾き生活用水と灌漑用水の解決が焦眉の問題となっています。 国連が発表した調査データによりますと現在世界の土地の4割が退化し、土地の砂漠化の為世界的に凡そ32億人が被害を受けているといいます。また2050年になって世界人口の4分の3が干害に見舞われると見越しています。その為多くの国が土地の復元に力を入れています。 朝鮮では朝鮮労働党と政府の環境保全計画によって土地の保全と復元が、国家挙げてのプロジェクトとして活発に行なわれています。昨年だけでも全国的に数千万立方メートルの浚渫を含む膨大な河川整理と、数十キロメートルの海岸防潮堤及び防波堤の大補修が行なわれました。 全国的に森林復旧が大衆挙げてのキャンペーンとして力強く展開され、今年の春に入ってこれまで数万ヘクタールの森林区域に1億本以上の木が植えられ、その成果が引き続き拡大されています。 昨年12月に行なわれた朝鮮労働党中央委員会第8期第9回総会では国の灌漑システムの整備と補強、及び完備を推し進めて、5ヵ年計画期間に水不足を基本的に解決する事が強調されました。国の灌漑システムの完備に力が入れられ、昨年、黄州からキンドゥンまでの水路、チョンチョン川・ピョンナム灌漑水路、カンリョン湖の淡水化工事が完工しました。それだけでなく20数万ヘクタールの灌漑工事が締め括られ、今、今年に計画された畑地灌漑工事が終盤で進められています。 これと共に各地で流出した耕地を現状復元し地力を高め、地積図より減少した面積の土地を復元する為の取り組みが本格的に進められています。 共和国はこれからも生活の基盤である土地の保護と復元を先を見通して行なって、国土の資源を引き続き増やして行くでしょう。 (世界と朝鮮―絆) 2024.06.04 サイト動画の聞き書き
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