全般的12年制義務教育制度

朝鮮では全般的12年制義務教育が実施されています。

チュチェ101年（2012）9月の朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第12期第6回会議で、全般的12年制義務教育の実施についての法令が採択されました。全般的12年制義務教育制度は共和国政府がチュチェ64年（1975）9月から全面的に実施して来た全般的11年制義務教育制度を更に発展させたもので、中等一般教育システムの新たな高い段階です。

（字幕）チュチェ106（2017）年4月から全般的12年制義務教育を全面的に実施

全般的12年制義務教育は1年間の就学前教育と5年制小学校、3年制初級中学校、3年制高級中学校合わせて12年間の体系的な教育期間に、一般基礎知識と近代的な基礎技術知識を教えて新しい世代に中等一般教育の全過程を終了させる義務教育です。

1年間の就学前教育は幼稚園で行なわれます。この期間、子供達は学校教育を受けられる基礎を磨きます。5年制小学校では幼い生徒達の十分な発育を図りながら自然と社会についての基礎知識を教えて、中等教育を十分に受けられる能力を身に付けさせます。3年制初級中学校では中等一般知識の基礎を教え、3年制高級中学校では中等一般知識を完成させ実用的な基礎技術知識を教えます。

全般的12年制義務教育制度は、新しい世代皆に生産年齢に至るまでの全期間に亘って教育を与える最も高い水準の完全な義務教育制度であり、必要な費用を国が全て責任を持って負担する一番人民的で優れた無料教育制度です。

朝鮮で教育は国事の中で最重要な事となっています。教員の陣容を固め、教育条件と環境を近代的に改善する為の取り組みが引っ切り無しに行われています。

全般的12年制義務教育に恵まれた朝鮮の新しい世代は思う存分学び、希望の芽を育んでいます。

（今日の朝鮮）