障害児の親になって

朝鮮には社会と集団のためよいことをするのに幸せと生き甲斐を求める女性が大勢います。その中には、障害児とその親を助けている朝鮮障害児リハビリ院のソン・ヒャンチュン院長もいます。

ソンさんがリハビリ院で仕事についたのは今から10年前でした。ソンさんにとって、実の親ともよく通じない障害児を相手にするこの仕事はとてもきついことでした。リハビリを科学化して障害児に明るい笑顔をと、ソンさんは障害児のリハビリ方法を探究してきました。

脳性麻痺で感覚機能をなくした子供のため夜更かししたことも一度や二度ではありませんでした。その過程に、発達障害早期摘発の指標と自閉症の治療方法を完成して現実に取り入れました。

近頃は、個別的な家でも容易く診断と治療ができる情報技術製品を出して、専門家の関心を集めています。

ソンさんは語ります。

「うちのリハビリ院では、いろいろな類型の障害児に対するリハビリを特殊な保育教育と密接に結び付けて行っています。私たちは、子を持つ親が発達障害に対する常識を身に付けて適時に障害を発見し、専門科の治療を受けるのに助けとなる障害診断プログラムを開発して出しました」

ソンさんが出した治療方法は、これまでリハビリが不可能だと言われた子供の治療でめぼしい成果を収めています。

明るい笑みを浮かべてリハビリ院を後にする子供と親の幸せそうな姿から、ソン・ヒャンチュンさんは生き甲斐と誇りを感じています。

（文化―くらし）

2023.07.31の記事

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