古朝鮮時代の遺物・ひょうたん型のつぼ

古朝鮮時代の遺物・ひょうたん型のつぼ

ひょうたん型のつぼは、ピョンアン北道*1イジュ郡*2ミソン里*3で世に知られた古朝鮮時代の遺物です。

古朝鮮は紀元前30世紀初めに建国して、紀元前108年まで存続した朝鮮の歴史で初めての奴隷制国家です。

社会科学院考古学研究所の研究者キム・ヨングンさんのお話です。

「古朝鮮の典型的なひょうたん型のつぼは胴体と上のくびれた部分にいくつもの細い線が引かれています。そして、胴体の中ほどに輪や唇状の取っ手を一対ずつ対称につけています。ひょうたん型のつぼは朝鮮の北西地方を始め広い地域で琵琶型の短剣と共に出土しました。ひょうたん型のつぼは古朝鮮の領域を確証する最も代表的な遺物の一つです」

ひょうたん型のつぼは古朝鮮時代前期の代表的な土器で、その後、ムクパン里型のつぼに継承されました。早くから土器を製造して使った古朝鮮の人の創造的知恵と文化水準の高さがうかがえます。

ひょうたん型のつぼは朝鮮中央歴史博物館に国保として保存されており、古代文化の研究に役立っています。

（文化―歴史）