古朝鮮古朝鮮は、朝鮮民族の始祖国家、朝鮮初の奴隷制国家です。正式の国号は「朝鮮」ですが、後世の朝鮮封建王朝と区別するため、つまり昔の朝鮮と言う意味で「古朝鮮」と呼びます。 紀元前30世紀初めに建国して、ほぼ3千年間存続した古朝鮮は、ピョンヤンを中心に東方の強国として発展しました。古朝鮮の建国の始祖は、タングン、檀君*1です。 社会科学院の歴史研究所の室長で博士、助教授のクォン・スンアンさんは話します。
古朝鮮の高い文化水準は、発掘された遺跡にそのまま表れています。考古学的に早い時期の遺跡には、琵琶型短剣をはじめ青銅製の武器類と労働道具、車の付属品、馬具類、装身具などがあります。その中で、琵琶型短剣は代表的な遺物です。 古朝鮮では、「シンジ文字」と呼ばれる固有の文字が創られ、文学と芸術も発達しました。古朝鮮が築いた立派な文化遺産は、その後、民族文化の発展に大いに寄与しました。 古朝鮮の成立で朝鮮民族は、長きにわたる原始時代を終え、東方で初めての国家時代、文明時代を迎えることになりました。 (文化―歴史) 2022.07.11の記事
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