前代未聞の大虐殺蛮行

前代未聞の大虐殺蛮行

20世紀の初め、朝鮮を不法占領した日本帝国主義は、前代未聞の大虐殺蛮行を働きました。日帝は、「朝鮮人はわが法規に服従するか、死ぬか、そのいずれかを選ばねばならぬ」との妄言を吐いて、中世そのものの恐怖政治を実施しました。朝鮮全土が一つの大きな監獄に、受難の地に変わり、朝鮮人は人間以下の蔑みの中、無残に踏みにじられました。積もりに積もった恨みはついに爆発しました。

1919年3月1日、ピョンヤンでの大衆的な独立デモに端を発して、朝鮮人民の全民族的反日蜂起が起きました。朝鮮民族は老若男女を問わず、「日本人と日本軍は出て行け！」、｢朝鮮独立万歳！」と叫びながら抗争の街、闘争の場に繰り出しました。

日帝は朝鮮人民の正当な要求と平和なデモに暴力弾圧で答えました。朝鮮駐留軍の各師団と憲兵、警察、消防隊などを総動員し、本土の兵力まで引き入れました。日帝の上層部は暴圧手段を蜂起の鎮圧に大挙投入し、発砲の指令まで下しました。

日帝の殺人鬼は、デモ隊の中で旗を持って歩く一人の女学生の腕を剣で切り落とし、旗を左手に取りかえて進むと、左の腕まで切り捨てました。それでも屈しないで｢朝鮮独立万歳！」を叫ぶと、胸を剣で刺し、滅多切りにして虐殺しました。

ピョンアン北道チョルサン郡で日本軍に射殺され、刺し殺された人の中に一人の少年がいましたが、母親の膝の上で目も瞑れずに死んだその小さい体には3箇所の弾丸の跡と10箇所以上の銃剣の跡がありました。

蜂起が下火になった後も、日帝は朝鮮人の間で反日傾向を根絶やしにすると言ってデモ参加者はもとより、その家族や親戚、少しでも関わりのある人を残らず投獄して酷い拷問を加えた挙句、虐殺しました。

キョンギ道のある里では、多くの住民を教会堂に閉じ込めてドアを閉め、中に石油を撒いて火を点じました。一人の女性が赤ん坊を生かそうと窓の外に出すと、赤ん坊を銃剣で刺して中へ投げ落としました。

日帝がごく控えめに発表した資料を見ても、3月1日から10日までの間に逮捕された人は、男性５万人以上、女性1000人以上で、死亡者は男性1万人以上、女性300人以上、負傷者は男性５万人以上、女性1000人以上、死亡した子供は300人以上に達します。

実に、3月1日人民蜂起を残酷に鎮圧し、朝鮮全土を血に染めた日帝の蛮行は今なお、朝鮮民族の強い怒りを買っています。

あれから長い歳月が流れ、世紀も入れ替わりました。しかし、過去、日本が朝鮮民族の前に犯した罪の歴史は絶対消すことができず、日本は特大の反人倫の罪の責任を絶対逃れることができません。

（世界と朝鮮―史実）

当時、日帝によって惨殺された朝鮮人