朝鮮労働党の宇宙開発政策呉英淑(オ・ヨンスク):朝鮮労働党の宇宙開発政策についてお話しします。 2023年末に行なわれた朝鮮労働党中央委員会第8期第9回総会は、国の宇宙科学技術の発展を力強く促す為の国家的レベルの全幅的な対策を講じました。昨年、共和国では初の偵察衛星『万里鏡1号*1』を成功裏に打ち上げて国家防衛力の強化で大きなステップを踏みました。 その経験に基づいて今年は3機の偵察衛星の打ち上げを予見*2しています。これは今年、宇宙科学技術部門に課された重点課題です。現段階で朝鮮労働党と共和国政府は国家の戦略的利益の見地から先進的で価値ある宇宙開発計画を先ず先行させて実行し、成果を不断に拡大して宇宙強国を建てるのを目標として掲げています。 実用的な気象観測衛星・地球観測衛星・通信衛星の保有を先占目標とし、それに合わせて農業と水産、気象観測、通信、資源探査、国土管理と災害防止等各部門に宇宙科学技術の成果を取り入れる為の取り組みも積極的に進められています。また国と社会、人民の皆が関心を持ち後援する中、宇宙産業の成長の為の取り組みが各方面で活気付いています。 宇宙科学技術の発展で重要な契機となる宇宙科学技術討論会が定期的に行なわれ、宇宙征服で収められた成果と応用の経験が共有され交換されています。それと共に高等教育機関に宇宙航空・宇宙観測・衛星通信等宇宙関連の学部と学科を設け、国の宇宙産業の発展に極力寄与出来る創造型の人材の後進が育っています。 国家科学院と各大学に宇宙関連の研究所が設けられ様々な実用衛星の開発を専門とする研究所・研究室が創設されて、人民経済の化学的発展を促す為の研究が本格化されています。 朝鮮労働党と共和国政府の平和な宇宙開発政策は国家防衛力と国の経済発展、人民生活の向上に極力寄与する事になるでしょう。 朝鮮労働党の宇宙開発政策についてお話ししました。 (政治―政策) 2024.04.19 サイト音声の聞き書き
|