クムサンポの塩辛

金山浦の塩辛

一種独特の風味がある塩辛は昔から朝鮮人民が好んで食べた美味しく栄養価の高い副食物の1つです。3面が海に面し、水産資源に恵まれた朝鮮では早くから塩辛文化が発達していました。朝鮮西海岸のクムサンポ*1というところに朝鮮で初めて、塩辛を工業的な方法で生産する近代的な加工工場が建てられました。

クムサンポ特産の塩辛専売店の責任者ホ・ミョンスクさんのお話です。

「弊店はクムサンポ塩辛加工工場で生産される各種塩辛の専売店です。クムサンポの塩辛加工品は風味と栄養学の面での効果大で、とても評判です。中でも人気が上がるのはアミ類の塩辛です。青唐辛子とニンニクなどアミに他のものを混ぜていろいろな塩辛を作りましたが、それぞれ独特の風味がありますね。分けても青唐辛子を入れたアミの塩辛は唐辛子とアミの自然の味が見事に調和して食欲をそそるといって、誰もが好んでいます」

工場ではイカナゴ、カタクチイワシ、貝類、カキ、イカ、またがいなどが原料の数十種の塩辛を開発しました。クムサンポ塩辛加工工場は敬愛する最高指導者金正恩委員長の発案によって新設されました。金正恩委員長は朝鮮では初めての塩辛を工業的な方法で生産する近代的な加工工場とその運営に必要な水産事業所の建設を発案し、西海岸のクムサンポ地区にその位置を定めました。ここは公害が全くなく、海洋生態学的に見てもきれいで、塩辛加工工場としてはあつらえ向きの場所です。

チュチェ104（2015）年3月、現地に赴いた金正恩委員長はすべてのものを見劣りがしないように建設するための詳しい方途を教え、そのための措置も講じました。そして塩辛加工工場と水産事業所の名もつけてやりました。その配慮があって、原料の準備、ミックス、熟成、注入などすべてが機械化、オートメ化、ライン化され、統合生産システムが完璧に構築された生産工程と容器供給工程がつくられました。そして塩辛の品質と生産現場の衛星安全を抜かりなく保つための対策も講じられ、大能力の坑道式の貯蔵庫もつくられました。その後、工場を訪れた金正恩委員長は操業の準備がどうなっているか聞いてみ、工場の管理・運営で指針となることも教えました。

チュチェ107（2018）年8月、クムサンポ塩辛加工工場をまたもや訪れた金正恩委員長は、1種の魚を持ってもいろいろとできるだけのことはすべてやったようだ、喉が鳴るくらい、包装も立派で形も様々だ、塩辛の研究に打ち込んだのが分かるといって、高く評価しました。

人民に様々な塩辛の加工品を供給できるのが本当に嬉しく、満ち足りた気持ちなので、一幅の絵のような、ぎっしりと積まれている製品に長いこと見入りながら、やすやすと貯蔵庫を離れられない金正恩委員長に周りの人たちは深い感動を覚えました。

（今日の朝鮮）

• 2018.08.07 敬愛する最高指導者金正恩委員長がクムサンポ塩辛加工工場を現地指導
• 2018.11.08 朝鮮のクムサンポ塩辛加工工場の製品が人気