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無土壌農法は、省力ながら土壌を必要とせず、少量の水で済むので経済的利益が大きく、よって専門家の注目を浴びています。ピョンヤンの各野菜ハウスでも、先進的な栽培技術の一つである無土壌栽培技術を極力取り入れるため努めています。
ピョンヤン野菜科学研究所では、作物への栄養液潅水方法と、籾殻の基質の物理的特性を作物の栽培により有利な方向へと改善する方法を含めて、無土壌栽培技術を一段と高めるための研究を深めています。
主任のマ・イルヒョンさんのお話です。
「こうした栽培技術を活用すれば、土壌栽培に比べて野菜の生産性を倍以上に高めることができます。研究に留まらず、大規模なハウス野菜農場と無土壌栽培を希望する所でもこの技術を広く利用できるよう援助したり、技術を移転したりと積極的に取り組んでいます」
マンギョンデ区域野菜ハウスの責任者アン・ソンヒさんのお話です。
「多年にわたって、ハウスで土壌栽培だけに執着すれば、土壌の塩分が高まるのはやむを得ないことです。そのため、客土作業を周期的にしなければなりませんが、ずいぶん手間がかかります。それで、農村のどこにもある籾殻を利用して無土壌栽培を行っています。生産物がきれいで、産量の面からしても土壌栽培に比べて多いと言えます」
野菜ハウスでの無土壌栽培技術の積極的な活用によって、ピョンヤン市民に新鮮な野菜をより多く供給できる見通しがつきました。
（今日の朝鮮）
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