日帝の悪辣な「統監」政治

日帝の悪辣な「統監」政治

1906年2月1日は、過去、日帝が朝鮮に植民地ファッショ統治機構である「統監府」を設置した日です。

1905年11月、「乙巳5条約」、日本で言ういわゆる「第2次日韓協約」のことですが、この「乙巳5条約」を捏造して朝鮮の外交権を奪い取った日帝は、いわゆる「保護政治」を標榜して朝鮮に対する悪辣な「統監政治」を行いました。

中央階級的教育館のリ・オクランさんのお話です。

「日帝は1905年12月20日、『統監府及び理事庁官制』を制定しました。ここで日帝は『統監』を立法、司法、行政、軍事統帥権など全ての権限を握る朝鮮の最高統治者に規定しました」

その後「統監府官制」は更新を重ね、その過程に「統監府」は実際的な植民地統治機構として君臨しました。「統監府」には伊藤博文、曽根アラスケ*1、寺内正武*2のような侵略の元凶が朝鮮「統監」に任命され、日帝の植民地統治を実施しました。当時、日帝は朝鮮封建王朝の首都であったソウルに植民地中央統治機構として「統監府」を設置し、各地方には「理事庁」を設置しました。

こうしてソウルだけでなく地方にいたるまで整然とした統治システムを構築した日帝は、この時から侵略武力を大々的に引き入れて朝鮮を軍事的占領地帯に変え、野蛮な憲兵警察制度を樹立して、反日の些細な傾向も容赦なく弾圧しました。また、「裁判事務法規」、「地方官制改正令」、「不動産規則」、「外国パスポート規則」など各種悪法を作り上げて、朝鮮人民に対する植民地統治を実施しました。

日帝の野蛮な「統監政治」の下で朝鮮人民に強いられた人的、物質的被害は計り知れないものでした。日帝の「統監政治」によって朝鮮人民のいろいろな形の国権回復運動は残酷に弾圧され、1910年には朝鮮全土が日帝に強奪され、朝鮮人民は完全な植民地奴隷の運命を強いられました。

日帝は40年余りの植民地ファッショ統治の間に100万人以上の朝鮮人を残酷に殺し、徴兵、徴用などの名目で840万人以上の朝鮮人に奴隷労働を強いました。また20万人の朝鮮人女性を性奴隷にする特大の反人倫の犯罪を働きました。にもかかわらず日本の反動勢力は今なお、過去の侵略の歴史を美化し、特大の反人倫の犯罪を覆い隠すため手の限りを尽くしています。

朝鮮人民は過去、日本が朝鮮民族に犯したあらゆる罪を絶対忘れず、その代償を必ず支払わせるでしょう。

（時事評論）