家に溢れる香り

家に溢れる香り

花を植え育てるのは、美しさと楽しさを与える情緒生活の一部分となっています。

ピョンヤン市*1ピョンチョン区域*2のリュクキョ第一という町*3のユン・ウォンホさん一家は、花の栽培が上手で噂に上っています。サボテン、ラベンダー、アロエ、美しい草花などなど。実は、この家に植物についての見識のある人はいませんでした。でも花を育てる過程に多くのことを知りました。

ユンさんと奥さんのカン・ジンスクさんのお話です。

「私の経験によりますと、水をやるのは、手で土に触ってみて、大体、一週間に二度ぐらい、それも午前中が良いですね。そして金魚蜂の水をやるのがもっといいです。金魚蜂の水をやると植物が大きくなるのがわかります。植物は日光によって枝を差し伸べますので、毎日、5度ずつ回して置くのが良いでしょう」
「家の中に情緒が溢れるようにするのに、この鉢植えがとても良いようです。孫たちが自分の手で草花を育てながら植物についての知識も身につけ、自然を愛する気持ちも感じているようです」

様々な花の種をもらって居住人民班の人たちに分け与え、町にも植えているユンさん一家は「花の家」と親しく呼ばれています。

生活を花のように美しく作っているユンさんの家には常に花の香り、生活の香りが溢れています。

（文化―くらし）