花を育てる喜び

花を育てる喜び

花を植え育てるのは美しさと楽しさを与える情緒生活の一部分です。ピョンヤンのマンギョンデ区域*1のコングクという町*2に住んでいるキム・ブガンさんの家にも花の木がたくさんあります。

バラ、ユリ、ホタルブクロ、ゼラニウム、タリヤ、センジュ菊、グラジオラスなど20種近くの花の木を育てています。それで周りの人たちはキムさんの家を花の家と呼んでいます。

一番熱心なのはキムさんとキムさんのおばあさんです。もともと、キムさん一家には植物についてよく知っている人はいませんでした。花の木を育てる過程に多くのことを学びました。おばあさんに一冊の本がありますが、そこにはこれまで花を育てる過程に得た経験と植物園、ハウスなどで学んだ個別的な家での花を育てる方法などが詳しく書かれています。

じかに育てたいろいろな品種の花の種を同じ居住人民班の人たちにも分けてやり、街にも植えていますが、それで花の家のおばあさんと親しく呼ばれています。キム・ブガンさんもおばあさんに劣らず、大変な熱意を示していますが、学校にも多くの花の木を植えたとのことです。

キムさんのお母さんのキ・ウンビョルさんのお話です。

「私たちと一緒に花を植え育てる過程に、息子は教科書で学ぶ自然の世界でなく、実生活を通じて現実の中で自然に接し、花の香りと美しさを感じるほど、自然の世界にもっともっと深入りするのでした。その過程に自然の世界をよりよく知り、教科書で学んだ知識を実践を通じて固めているのです」

キムさんの親たちも朝、そして一日の仕事が終わった後には花畑の手入れをしたりして疲れを癒したり、出張先から珍しい花の苗を持ち帰ったりするとのことでした。

花と共に幸せの香り、豊かな情緒溢れるキム・ブガンさんの家なのです。

（今日の朝鮮）