テドン川の美しい島々

テドン川の美しい島々

長さ450.3キロメートルのテドン川*1は朝鮮では5番目に数えられる長い川です。ピョンヤンが中心となっている「テドン川文化」はこの川あってこそのものです。「テドン川文化」は世界5大文化の一つです。

テドン川には美しい島々が多くありますが、なかんずく、朝鮮人民が一番に数えるのはスク島*2とヤンガク島*3、ルンラ島*4です。これらの島に建てられた建築物は島の風致作りに一役買い、互いに異なるユニークな景観を広げています。

スク島、蓬の島という意味ですが、このスク島はピョンヤン市*5のラクラン区域*6とピョンチョン区域*7の間を流れているテドン川の島です。

比較的狭く、やや長めのスク島は、科学技術殿堂*8があることで、人民の中では科学の島と呼ばれています。外形が科学の世界を象徴する大きな原子構造からなり、朝鮮で全人民学習の大殿堂、多機能化した科学技術の普及の中心となっています。

ヤンガク島の面積は1.2平方キロメートルです。島の形がまるで羊の角のように二筋に分かれているといって、そう名づけられたそうです。島にはヤンガク島国際ホテル*9とピョンヤン国際映画会館*10、ヤンガク島サッカーグラウンド*11などがあります。ヤンガク島国際ホテルの屋上からはピョンヤンの美しい姿が一望の下に見渡せます。

市民の文化公園として立派につくられたルンラ島は、テドン川の水面に垂れ下がったしだれ柳が、あたかも玉のように清い水に絹をたらしたようで、古くからそう呼ばれています。

川向こうにピョンヤンの名勝であるモラン峰*12がありますが、その姿、また、島の風致を際立たせています。

面積が約1.3平方キロメートルであるルンラ島は朝鮮人民の間で笑いの島とも呼ばれています。ルンラ島には遊泳場と遊園地、3D映画館、ミニゴルフ場からなるルンラ人民公園*13とサッカー、バスケットボール、バレーボール、テニス、バドミントン、フィールドホッケーのコートなど、各種大衆スポーツ施設が整ったルンラ人民スポーツ公園があって、一年を通して人々の笑い声が絶えません。

これと共に15万人収容能力の1輪のモンランの花を思わせるメーデースタジアム*14と国のサッカーの発展で中枢の役割をするピョンヤン国際サッカー学校があります。

テドン川の島々は朝鮮人民はもとより、訪朝客も喜んで訪ねるところです。

（レクリエーション、視聴者と共に―ご案内）