30数年間もトラックと共に

30数年間もトラックと共に

首都建設委員会の管轄するある機関に運転手を勤めるリ・ユンヒと言う女性がいます。娘時代から今に至る30数年間、重量級トラックを運転しています。走行距離を計算すれば地球を25週回ったも同じです。

学生時代からリさんはトラックの運転手に憧れていたとのことです。それでトラック運転手の養成所を経て、希望どおりに運転手になりました。小柄なリさんが大きいトラックの運転席に座ったとき、一部の運転手はハンドルにぶら下がっているようだと笑ったりしました。

あるいは、運転技術が未熟で同僚の人たちから同情されたりもしました。けれどリさんはより多くの骨材を重要プロジェクトの建設現場に運ぼうとの一念に燃え、粘り強くとりつきました。

1日中、トラックを運転して疲れ果てたときも、様々な部品の作動原理をとことん把握しようとトラックに付きっ切りでした。ピョンヤン市は言うまでもなく、国の道路網の分布状態と数百個に及ぶ高く、険しい峰峰の特徴と高さ、季節に準じた運転法に精通するため努力を惜しみませんでした。

やがてリさんは短時日で自分のトラックに関するものなら何もかも知り尽くすようになりました。スペア部品も充分確保し、いかなる状況下でも輸送計画を超過達成しました。緊急課題が与えられると、率先して受け持ちました。娘時代は言うまでもなく、所帯を持った後もより多くの貨物を運ぶためハンドルを握り続けました。

リ・ユンヒさんのお話です。

「私たち運転手はよく、『もう1回』という言葉を口にします。1日の計画を超過達成することでは満足せず、もっと多くの貨物を運びたいという私たちの思いが込められた言葉ではないでしょうか」

正に、仕事の成果が国の発展につながるということを片時も忘れず、リさんがトラックと共に過ごした30数年間は愛国で綴られた偉勲の日々でした。

（今日の朝鮮）