青い森の始まるところ

青い森の始まるところ

朝鮮では人民挙げての運動として木を植えています。春と秋の植樹期間には多くの木々が山と平野、町と村、職場に植えられます。苗木を育てるのは森林造成の第1の工程です。それで皆が育苗場を指して「青い森が始まる所だ」と親しく呼んでいます。

国中を森のように公園のようにつくり、全ての山を黄金の山・宝の山にするのは人民の理想です。その為森林部門の人達は育苗場での苗木の生産を科学化・工業化・集約化する為励み、地元に必要な苗木を十分生産しています。

チュンサン郡森林経営所

育苗場毎に見事に築かれた苗木のハウスと屋外栽培場、屋外適用エリア等。育苗場では温度と湿度をはじめ苗木の生育に必要な環境と条件を、オートコントロールしています。

ムンドク郡森林経営所

苗木の生産に必要な電力は太陽エネルギーを利用して得ています。

地元の気候風土に合う木の種類を正しく決めるのも重要な事の一つです。山が多い地方の森林経営所では育苗場の多くの面積を野生の果実の木の畑に変えて、サルナシ、ヤマナシ等野生の果実の苗木を多く植えています。

テチョン郡森林経営所

職員キム・ビョンイさん。

「私たちはチャンソン・カラマツなどの良種の苗木を多く育てていますが、とくに野生の果実の木を多く育てています。今年の春の植樹キャンペーン期間に50万本の野生の果実の苗木を植えましたが、これから秋のキャンペーン期間にも20万本をもっと植えるつもりです」

パンギョ郡森林経営所

育苗場ではプラスチックの羽目板ハウスでの苗木の生産を科学化し、屋外栽培場の苗木が高温の被害を受けないよう畝間灌水と栄養管理をしています。

ポプトン郡森林経営所

また病虫害の予防にも取り組んで、各種栄養元素を葉の追い肥とし苗木の成長を促しています。

苗木の生産に必要な機械も多く作り出しています。最近ファンヘ北道育苗場で作り出した機械だけでも、移動式小型レインガン*1と畝間式草取り機等10数台にも及びます。

キム・チュンイルさん。

「移動式レインガーンは灌水施設がない任意のところでも、水源だけあればいくらでも灌水できるメリットがあります。母体となる育苗場はもちろん林間育苗場にまで設置して灌水を行い、木の活着率を最大に上げることができます」

生産者は科学者との連携の下、生産工程にセンサーと知能コントロールシステムを取り入れて労力と敷地を節約しながらも、苗木の生産を増やしています。テソン区域森林経営所では管理係1人で、前より10万本の苗木をもっと生産しています。

しっかり育てた苗木は森を成し巨木に育ちます。

（今日の朝鮮）

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