量子情報学分野の世界的な学者

量子情報学は近年、ITの質的飛躍を裏打ちする将来性のある学問として世界的な注目を浴びています。金日成総合大学物理学部の光電子研究所主任である教授、博士キム・ナムチョルさんは国内で初めて量子情報学の分野を開拓し、この分野を世界レベルに引き上げるのに寄与した学者です。

キムさんは世界的な先端分野である量子通信及び量子計算に関する研究を深め、量子コンピューター及び量子通信に必須の量子状態コントロールの新たな物理的模型と実現案を提案しました。その研究の結果を権威ある国際学術雑誌である「応用物理学雑誌」、「ナノ・テクノロジー」などに発表しました。

先端技術の一つである量子情報技術の開発に又もや取り掛かったキムさんは、研究チームと共に先進国の独り占めとなっている量子暗号通信機の核心装置を朝鮮式に製作することで中枢の役割を果たし、量子暗号通信技術の実用化に大いに役立てました。

キム・ナムチョルさんは有名な世界人名辞典に2018年「朝鮮を代表する学者」として登録されています。また、量子暗号通信及び量子光学分野で収めた成果により、2018年の国家最優秀科学者、技術者に選ばれ、2019年は朝鮮の最高の科学技術賞である2月16日科学技術賞を授かりました。

これまで数人の博士と修士を育て、量子情報学分野の新たな学科目を開拓し、多くの教材と参考書を著しました。

―国を支える心が純潔で、頑強な人、成功する人がまさに人材だ―

これがキムさんのモットーです。

今、キムさんは量子神経網分野を世界レベルに引き上げるため知恵と情熱の限りを尽くしています。

（文化―科学技術）

2023.06.28の記事

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