総書記が偲ばれてなりません
ピョンソン合成皮革工場の責任者リ・スウンさんの手記をお送りします。
「12月になりますと総書記への偲ぶ思いが募りますね。偉大な金正日総書記は晩年のチュチェ100（2011）年10月、工場を訪れました。前からピョンソン合成皮革工場に来て見たかったが、時間が無くてこられなかった、と言って私たちの手を温かく握っていた総書記の姿が今にも忘れられません。この日、先ず、工場の沿革紹介室を見た総書記は、金日成主席のやさしい姿の写真の前に長いこと立っていました。
ピョンソン合成皮革工場は主席が1970年代初めに、人民のために建てた工場です。その時、主席は朝鮮封建王朝500年の歴史が朝鮮人民に残したものはわらじとゴム靴だけだとし、労働党時代には必ず人民にこれ見よがしに革靴を履かせるべきだ、と言いました。その後、主席は世界的にも数ヶ国しかなかった合成皮革工場をわが国に建てるよう措置を講じました。
総書記はこのことを熱く思い起こし、人民のための工場を立派に建てるようにした主席の労苦を片時も忘れてはならない、主席は生前、人民の履物のことで大いに心を砕いたものだ、と言いました。この日、総書記は主席が現地指導した道のりに沿って工場の各所を見ました。その時、工場では原料の投入から出荷までの全ての工程をオートメ化し、製品の数と質を高めて人民の好評を博していました。
総書記は工場で収めた成果を評価し、皮靴をはじめ生活用品の生産でピョンソン合成皮革工場の任務と役割が重要だ、と言いました。そして、工場の従業員皆が愛国心と創意工夫を引き続き発揮して色々な良質の合成皮革製品を量産すべきだとし、その方途まで協議しました。その日、私は総書記の意図通りに工場をさらに高いレベルで現代化して、総書記が再び工場を訪れるようにすることを決心しました。
しかし、その日の総書記の現地指導が工場の最後の現地指導となり、その日の総書記の教えが遺訓になるとは想像も出来ませんでした。血の涙の12月、私は涙の中、総書記を呼んでまた呼びました。そして、総書記の遺訓をあくまで貫く決意を固めました。
今、工場は総書記が教えたとおり、湿式で樹脂を塗布する生産工程と不織布の生産工程などすべての生産工程を先端レベルで現代化し、生産を高めています。工場の変革振りを思うたびに、私は総書記に思いをはせ、総書記そのままの敬愛する金正恩元帥を工場にお迎えする日を待っています。私は総書記の遺訓どおり、金正恩元帥に従う道で力と情熱の限りを尽くすつもりです」
2015年の記事
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