祝福された愛国者の家庭

祝福された愛国者の家庭

朝鮮では人民生活に切実に必要な様々な良質の布地を生産する金正淑ピョンヤン紡織工場があります。この工場で主任技師を務めているリ・ヨングンさんは数年前、工場を訪れた敬愛する最高指導者金正恩元帥にまみえ、稀に見る愛国者の家庭だと高く評価されました。

チュチェ103（2014）年12月、金正恩元帥は金正淑ピョンヤン紡織工場を訪れました。厳しく吹き付ける寒風で工場の構内の巨木の枝も激しくゆさぶれていました。元帥は工場の人たちの手を一人一人取って、連日、奇跡と革新を創造している工場の労働者に会いたくて来たとし、その間、ほんとうにご苦労だったと重ね重ね言いました。

そして、工場の構内をゆっくりと歩きながら良く響く声で、主任技師の家庭は代を継いで紡織工場に勤めている稀に見る愛国者の家庭だと言いました。主任技師の父は1950年代の祖国解放戦争が朝鮮人民の勝利で終わったあとから当時のピョンヤン紡織工場で職長、その後の数十年間、支配人、顧問支配人を務めた真面目な人でした。

支配人のミン・イルホンさんのお話です。

「リ・サンヒョンさんは工場のため自分のすべてを捧げた、まさに仕事一筋の情熱的な人でした。リさんが支配人を務めた20年あまりの間、工場の多くの職場の現代化が実現し、工場周辺を森のように、公園のように作る上でも大きな進展がありました。このようにリさんは工場を自分の肉親のように思い、工場のため働いた人でした」

主任技師のリ・ヨングンさんのお話です。

「敬愛する金正恩元帥が工場を訪れた2014年12月は私が主任技師を勤めたばかりのときで、これと言ってやったこともありませんでした。この日、元帥は代を継いで工場に勤める稀に見る愛国者の家庭だと身に余る評価をしました。これは私の家庭だけに限るものでありません。代を継いで工場に勤める従業員みなに与えられる栄光だと思います。私は愛国を家風としてきた父のように、父の汗が滲んだこの工場に私の全てを捧げるつもりです」

愛国者の家庭、誰もがたやすく獲得できないこの称号には愛国の心であれば、それが大きいものであれ、小さなものであれ、宝石のように大事にし、推したてる元帥の熱い思いが込められています。

この日、元帥は工場を発つ前に、工場の従業員が栄光の職場で働く誇りと自負を抱き、自分の服を作る生地を織る思いで布の生産を増やしていこうと呼びかけました。

金正淑ピョンヤン紡織工場の従業員のみなは元帥の愛国の呼びかけに応えて、様々な良質の布をより多く生産するため励んでいます。