社会主義の基本的政治方式に

社会主義の基本的政治方式に

1990年代に入り、旧ソ連を始め東欧諸国で社会主義が崩壊し、世界政治の構図と勢力関係では大きな変化が起きました。これを機に、帝国主義反動勢力は自主の旗、社会主義の旗を変わることなく掲げている社会主義朝鮮に攻撃の矛先を向けました。そのため、反帝軍事部門は国と民族、社会主義の存亡をかけた朝鮮の基本的部門となりました。

当時、国際環境と情勢の推移を深く洞察した偉大な金正日総書記は独創的な先軍政治を全面的に施しました。先軍政治は、軍事を第1の国事とみなし、人民軍の革命的気質と戦闘力に依拠して国と革命、社会主義を守り、社会主義建設全般を力強く推し進める革命指導方式で、社会主義政治方式です。

チュチェ88(1999)年2月、金正日総書記は先軍政治は自分の基本的政治方式で、朝鮮革命を勝利へと導く万能の霊剣だ、と宣言しました。総書記は、卓越した思想・理論活動で先軍政治の理論を豊かに発展させました。

社会科学院の研究室主任、博士、助教授のオ・ヒョクチョルさんのお話です。

「2001年1月3日、金正日総書記は先軍政治の基礎と根源がどこにあるかを明らかにしました。総書記は金日成主席が尽くして成した先軍革命指導の業績と経験が今、われわれの先軍政治の基礎だ、と言いました。そして、主席の先軍思想を引き継いで今の現実的条件に相応しい1つの政治方式として豊かに発展させたのが先軍政治で、これがまさに、先軍政治が主席が切り開いたチュチェの革命偉業をあくまで達成するための革命的な政治方式である根拠だ、と教えました」

その後、総書記は「わが党の先軍政治は威力ある社会主義政治方式である」と「先軍革命路線はわれわれの時代の偉大な革命路線であり、朝鮮革命の百戦百勝の旗印である」など数多くの著作を発表しました。総書記は、著作で先軍政治は社会主義の基本的政治方式で、地球上に帝国主義があり、革命が続く限り、常に堅持すべき戦略的な政治方式だ、と言いました。

金正日総書記の先軍政治は世界の革命的な人民を強く感化し、絶大な力を持って惹き付けました。

（偉人伝）