灌漑の新しい歴史

朝鮮は食糧問題を完全に解決するのを当面の農村発展戦略の中心的課題としています。そのため、国の灌漑システムの整備・補強と完成を2025年をめどに実現すべき最優先の課題に打ち出し、国家の投資を惜しまずにいます。

朝鮮労働党の正しい指導の下に、今年、計画された20万ヘクタール以上の田畑の灌漑システムと中小河川の浚渫、カンリョンという湖の淡水化、海岸防潮堤の永久化などの工事課題が上半期にほとんど完了しました。

6万ヘクタール以上の畑の灌漑システムが整備され、2万4千キロメートル以上の灌漑用水路の補修と1万2千箇所以上の地下水施設の建設及び能力拡大、1500箇所余りの灌漑施設の建設及び補修、畑灌漑のための2400キロメートル以上のパイプ設置工事が締めくくられ、3千箇所あまりのポンプ場が新設されました。これは敬愛する金正恩総書記の精力的な指導による立派な実りです。

チュチェ111（2022）年12月、金正恩総書記は毎年、ピョンヤン市に1万世帯の住宅を一世帯も欠かさず建設しているように、灌漑工事を綿密に行わなければならない、と言いました。

総書記は、これまで日照りと冠水の被害をひどく受けた地域から灌漑工事を行うようにし、工事にかかる莫大な資金と膨大な労力を解決するための措置を取りました。そして、農業に欠かせない水の問題を解決するのは、農民の長年の願いを叶えることであるだけに、50年、100年先を見越して設計しなければならないと念を押しました。

こうして、チュチェ112（2023）年2月に開かれた党中央委員会第8期第7回総会で、数年内に国の灌漑システムを完成できる段階別の目標が確定されました。

金正恩総書記は総会で、灌漑建設と中小河川の整理及び海岸防潮堤の永久化の工事を進める上での重要課題と、工事の期日や労力、設備、資材の供給対策、工事で堅持すべき原則について具体的に教えました。こうして、灌漑工事は国中の田野で一斉に電撃的に行われました。

その日々、総書記は工事での懸案事項を随時把握し、必要な対策を講じました。

実に、金正恩総書記の正しい指導は、国の灌漑建設で奇跡をもたらした原動力でした。

（政治―為民献身）