母なる朝鮮労働党（チェ兄妹）

母なる朝鮮労働党

我が家は母なる党の許に！　朝鮮人民だれもが親しみを抱いていうこの言葉。

では、ピョンヤン市*1マンギョンデ区域*2のクムソン2洞*3に住むチェ・ハクムンさんのお話を聞いてみましょう。

「朝鮮人民は誰もが朝鮮労働党を母なる党と呼んでいます。私たち兄妹（きょうだい）の気持ちはなおさらです。というのは、うちの娘の年頃に両親を亡くしましたが、その時から母代わりに私たちを育ててくれたのが朝鮮労働党だからです。その下で何羨むものなく幸せな生活を営み、共和国の検事にまで成長しました」

20数年前、この兄妹は突然両親を失いました。14歳と12歳のこの兄妹を引き取ったのは、父が勤めていた職場の党組織でした。職場の寮に別に部屋を設け、季節に合わせて服も造ってあげ、毎年誕生日祝いもしてあげました。

食欲をそそるためおいしい食べ物も作ってあげ、病気にかからないよう親身になって顧みる寮の管理係が母であり、宿題を見てあげ、父兄会に参加する党活動家が父でした。

兄妹には甘え、駄々をこねても優しく見てくれる父と母が何人もいました。その日々に中学生だった妹は、朝鮮青年の最高栄誉賞である金日成青年栄誉賞にも輝きました。

1993年9月、妹も大学生になった時、兄妹は、親代わりになってくれた党組織がありがたくて偉大な金正日総書記に感謝の手紙を送りました。総書記は喜んで、この兄妹にクァンボク街*4の新築の住宅を与えるようにしました。

兄妹は二人とも大学生になりましたが、党組織は毎週家庭訪問をし、副食物のことまで心配してやりました。結婚式も党組織が執り行ってくれました。兄妹の成長の日々には、ありがたい党のまなざしが及んでいました。

マンギョンデ区域タンサン1洞*5に住んでいる妹のチェ・ヘジョンさんはこう話します。

「まだ物心がつかない時には考えが及びませんでした。母親になって初めて昔のことが思い出されて堪りません。親を亡くしてお兄さんと二人で暮らしながらもほかの子らと同じように新しい制服も着、新しいカバンも下げて学校へ通いました。才能も思う存分伸ばすことができました。本当に、寂しさなど感じたことがありません。労働党でなかったら思いもよらないことでした。有難い党の眼差し、母の手が何時も私たちを見守ってくれました。母なる朝鮮労働党を離れて私たちは生きて行けません」