幼児保育・教育法

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第1回　国家と社会の負担による子供の養育

巨万の資金を投じてでも更に改善された養育条件をつくるのは、朝鮮労働党と共和国政府の最も重大な政策・最高の宿願です。

朝鮮では数十年前に幼児保育・教育法が採択され数回に亘る修正と補則がありました。幼児保育・教育法は産まれた時から学校に入る前までの全ての子供達を、国家と社会の負担で保育・教育する制度と秩序を定めています。

「朝鮮民主主義人民共和国幼児保育・教育法」
チュチェ65（1976）年4月29日　採択

全ての子供を国家と社会の負担で育てるのは共和国の子供の養育原則です。朝鮮民主主義人民共和国幼児保育・教育法第1章第2条には次のように規定されています。

朝鮮民主主義人民共和国幼児保育・教育法第1章第2条
「…朝鮮民主主義人民共和国は全ての子供を託児所と幼稚園で国家と社会の負担で育てる」

2019年編集

朝鮮では『一番良いものは子供達に』という原則で子供の保育と教育に必要な全てを宛がっています。託児所と幼稚園を一番良い所に建て、子供達の知能の発展に必要な楽器・玩具・出版物・教具等、保育と教育の設備を整えてあげています。

ピョンヤン都市設計研究所の設計担当　キム・リファ

「街づくりの設計の際、私たちが優先視するのは、託児所と幼稚園の設計です。住宅エリアの一番よいところに託児所と幼稚園を置きます。そして、ところどことに児童公園と遊び場を計画します。ずっと前に建設したピョンヤンのチャングァン通り*1、ムンス通り*2、クァンボク通り*3、また近年立ち上がったミレ科学者通り*4、リョミョン通り*5にも託児所、幼稚園とともに立派な児童公園と遊び場が整えられています」

住民地区だけでなく女性が大多数の工場にも託児所と幼稚園があり、両親の保護を受けられない子供達は育児院と愛育院で育てています。そして職業上忙しい女性の為、週預かりの託児所と幼稚園が運営されています。

託児所と幼稚園には乳製品・食肉・卵・果物・野菜とビスケット・キャンディー類等の食品が切らさず供給されています。その時、食品代は国家と社会共同団体が負担します。

平壌と各地方には子供の保育と教育に必要な物資の供給を専門とする、託児所と幼稚園の物資供給所があります。

ピョンヤン市託児所・幼稚園物資供給管理所の役員　ユン・ソンエ

「党中央委員会第8回第3回総会では、党の育児政策を改善・強化するためのことが協議されました。敬愛する金正恩総書記は、子供たちの成長と発育で託児所と幼稚園の時が一番重要な時だとし、国家負担で全国の子供たちに乳製品をはじめ栄養食品を供給するのを党の政策にすることにふれました。そして、その実行のための詳しい課題と方途を示しました」

国家的な幼児保育・教育制度の下で法的保護を受けながら、すくすく育つ朝鮮の子供達です。