人民上げての兵器基金献納運動

人民上げての兵器基金献納運動

1950年代、アメリカ帝国主義者の侵略を退ける祖国解放戦争の時、朝鮮人民は戦う軍人たちと同じ塹壕にいる思いで、前線の支援と国の防衛にこぞって立ち上がりました。

20世紀の前半、40年以上も、日帝植民地支配下で国亡き民の運命を強いられた朝鮮人民は、偉大な金日成主席が導いた抗日革命闘争の勝利で国の解放を迎え、その時から真の意味での人生を営みました。

朝鮮人民にとってこの国は命を捧げてでも守るべき生活の全てでした。そのため、人民軍を積極的に支援しようとの金日成主席の呼びかけに応えて、兵器基金献納運動に広く参加しました。

兵器基金献納運動は革命的な正規軍である朝鮮人民軍が創建された翌年、つまり、1949年から始まりました。史上、初めて真の自分の軍隊を持つ朝鮮人民が、軍事力の強化のために進んで参加した運動です。

祖国解放戦争勝利記念館の学芸員であるキム・ソンジュンさんのお話です。

「国の解放前、貧しく虐げられていた農民を土地の主人に推し立て、労働者は工場の主人に、女性と子どもには生活の権利、学びの権利を与えた金日成主席の恩に報いる思いが、この兵器基金献納運動に参加するようにした精神的原動力でした。兵器基金献納運動には、労働者と農民、青年学生はもちろん、愛国的な商工家と少年団員まで参加しました。1ヶ月余りの間に多くの現金と貴重品が献納されて、『民青』号、『大学生』号、『女性』号、『少年』号などの名を持った飛行機と戦車、艦船が前線に贈られました」

全国各地の工場、企業の労働者と技術者、事務員は、作業時間外の労働と資材の節約、生産能率向上など、さまざまな方法で愛国的な増産運動を行い、兵器基金を用意しました。

大学の教職員は、戦時に合わせての生活をし、給料を極力節約して献納金を用意しただけでなく、1ヶ月か、2ヶ月分の給料を全て兵器献納金として寄付する愛国的な献身の精神を発揮しました。そして、女性たちは、夜通し木綿を織って得た収入を、飛行機や戦車の資金として国に寄付しました。

兵器基金献納運動は人民上げての愛国運動として拡大し、幼い少年団員も先を競ってこの運動に加わりました。少年団員は両親に習って、課外時間に薬草を採取し、くず鉄を集めるなど、様々な方法で兵器基金を用意しました。

このように、人民みなの愛国心によって、戦争が始まってから2ヶ月後には巨額の現金と多くの穀物、貴金属が献納され、この運動も引き続き拡大されました。

自分たちが真心を込めて用意した兵器基金が、そのまま侵略者に浴びせる復讐の銃砲弾になると言う国の防衛の意志が、銃後の人民の心に秘められ、戦争の勝利に大きく寄与しました。

（政治―その他）

献納運動：軍隊支援に捧げる愛国の思い、国家の復興と発展の強力な推進力、人民に支持される朝鮮労働党、人民上げての兵器基金献納運動、民主諸改革の時を思う、労働党に従う人民の思い

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