一言で諭した真理

一言で諭した真理

統一団結は、党の生命、不抜の力の源です。

朝鮮労働党は創立当初から、党の統一団結の実現を特別重視し、それに大きな力を入れてきました。そして、帝国主義者の押しつぶしの攻勢と経済制裁にも微動だにせず、社会主義を固く守り、革命と建設を勝利へと導いてきました。それについて知りたがる外国の人たちに、偉大な金日成主席は通俗的な表現で明快に答えました。

チュチェ82（1993）年5月、アフリカのある国の党代表団に会ったときのことです。代表団の人たちは、主席に政権党をどのように建設するのが理想的ですかと尋ねました。

主席は、卓上の桃を手にして、党を桃のようにつくらなければならない、指導者と党、大衆の一心団結を実現してのみ、革命と建設をうまく進めることができる、この桃にたとえれば、身は人民大衆で、種は党であり、種のなかの粒は指導者も同じだと言いました。続けて、種の中が空いているアフリカのマンゴーという木になぞらえて、マンゴーのように核のない団結になってはいけないと強調しました。団長は帰って、朝鮮の桃のように党を建設すると喜びに満ちて言いました。

いつかはこんなこともありました。主席に見えた席上で、ある国の党代表団団長がふとこのような質問をしました。

「主席、党を強化するにはどうすればよいでしょうか？」

重なる試練の中、社会主義の朝鮮を勝利一路へと導く朝鮮労働党が羨ましく、その秘訣が知りたくてならなかったその人でした。

しばらく考え込んでいた主席は、ミツバチの生き方について知っているか聞きました。突然のことなので例の人は、その意味がわからず返答に窮しました。主席は笑顔で、ミツバチは女王蜂を中心にして生きている、もちろんそれは本能による自然現象ではあるが、党を強化するのもそれにたとえて言えるだろう、と言いました。そして、ミツバチが女王蜂を中心に群れを成して、規律正しく生きるように、集団には必ず中心があり、規律がなければならない、党を強化するためには、なによりも指導者を中心に全党が固く統一されなければならない、と言いました。

党建設の偉大な真理を１つの自然現象にたとえて、その場で諭す主席を仰いで、団長は深く感動しました。

「主席は党建設の根本原理を一言で明らかにしました。主席の言葉は意味が深くて分かりやすいです。宇宙を見抜く偉人ならではのことです」

（フィーチャー）