オパールの工芸「椿の花」

贈り物　オパールの工芸「椿の花」

オパールの工芸「椿の花」は、中国共産党中央委員会政治局常務委員の中華人民共和国李先念主席が1986年10月4日、偉大な金日成主席に贈ったものです。椿の花は昔から朝鮮と中国をはじめアジア諸国で美徳と健康、長寿、その他の象徴とされ、珍重されて来ました。そして中国では、対のものをプレゼントするのが最大の誠意の表れとなっていると言います。

椿は世界的にも観賞植物となっています。それで伝説や文学作品に登場し、美術作品の形でも表現されています。その椿の花を金日成主席に贈りたいと思った李先念主席は、北京の工芸製作所に特別注文しました。こうして20人もの工芸の名人が色々な色のオパールを加工して椿の花を作りました。一対を作るのに6ヶ月もかかったと言います。

李先念主席は共和国公式親善訪問の際、金日成主席にこの一対の椿の花をプレゼントしました。葉一枚、花びら一枚にも真心が込められたオパールの工芸「椿の花」は金日成主席への深い敬慕の念を今に伝えています。