エコ型の化学農薬

目下、農業部門では病虫害を防ぐために色々な化学農薬を使っています。しかし、これらの化学農薬は一定の害虫駆除の効果がある反面、生態環境に悪影響を及ぼすこともあります。そのため世界的に生態環境を汚染しないばかりか、害虫駆除にも効果的なエコ型の化学農薬を開発し、利用するのが趨勢となっています。

農業研究院管轄の農業化学化研究所では世界のトレンドに合うエコ型の化学農薬を開発する目標を立て、数年前からその研究に力を入れてきました。コストダウンと農薬使用後の持続可能な維持にポイントを置き、研究を深めてエコ型の化学農薬を開発しました。

研究所で開発した新型の殺虫剤はニカメイガなどの害虫に対する駆除の効果が非常に高いのがメリットです。土壌処理と生育期の処理に向いている成分を混ぜ合わせてつくったので、水稲に寄生する様々な害虫をみな駆除すると共に、収量も高めるというメリットがあります。

これらの殺虫剤を稲の苗に散布すれば害虫発生率が一番高い6月中旬まで、水稲の免疫を持続可能に維持させるだけでなく、イネミギワバエ、ニカメイガなど色々な害虫による被害を前より遥かに減らすことができるといいます。また、省力化を図りながら薬剤使用量を遥かに減らせることで経済的効率大です。

今、研究所の開発チームは新しいエコ型の化学農薬を各地の農場に導入するための取り組みを進めています。

（文化―科学技術）

2023.04.19の記事

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