またもやさらけ出した企み

またもやさらけ出した企み

先日、南朝鮮当局者が東南アジアを歴訪し、自作の『新南方政策』を吹聴しました。

所謂『新南方政策』が、東南アジア諸国と各分野での協力関係を発展させるものだとし、「北の核問題解決の為の緊密な努力と、国際社会との協力を強化するだろう」と言いました。

南朝鮮傀儡集団の『新南方政策』は、東南アジア諸国を対朝鮮制裁圧迫の協調へと誘き出して、共和国に反対するのに利用しようとの不純且つ狡猾な企みの表れです。南朝鮮当局者が持ち出した『新南方政策』は、云わば周辺諸国を機軸として経済と安保、外交を多角化し、ASEAN諸国との協力関係を新たな段階に引き上げるという事が、骨子となっています。

ここで問題なのは、『新南方政策』なるものが実現不可能な荒唐無稽なシナリオだという事です。南朝鮮傀儡集団が『新南方政策』として吹聴している「東南アジア諸国との人間共同体、平和共同体、繁栄共同体」というのは、歴史と伝統も異なり地域と発展水準も異なる、これ等の国の具体的な条件と環境を無視した、それこそ途方も無い妄想です。

更に南朝鮮傀儡集団は過去、アメリカのアジア侵略の為の血生臭い殺戮戦争に夥しい兵力を派兵した、罪深き歴史を持っています。こうした南朝鮮傀儡集団が『新南方政策』を持ち出して、この地域の平和と協力を標榜する事は厚顔無恥の極みだと言わざるを得ません。

南朝鮮当局者が東南アジア諸国歴訪の間に『新南方政策』を云々してやった事とは、北の核問題解決と国際社会との協力強化を唱え、外部勢力と結託して対朝鮮制裁と圧迫を強める犯罪的な企図を曝け出した事だけです。南朝鮮のマスコミとアナリストが、「『新南方政策』は、ASEAN諸国が北と外交関係を結んでいる状況下で、北の核問題解決にこれらの国を利用する為に作り上げたものだ」と評しているのは、言われ無き事ではありません。

一方、南朝鮮のマスコミは、「『新南方政策』には、当局がアメリカの対中国包囲戦略の突撃隊になるしかない身の上で、中国にこれ以上頼らずに東南アジアの市場を開拓して、活路を開こうとの企図が潜んでいる」と分析しています。

ご覧のように、外部勢力と組んで同じ民族を侵そうとの南朝鮮傀儡集団の反民族の根性には、少しも変わった事がありません。これは機会さえあれば海外を出回り外部勢力に縋り付いて、同じ民族を中傷し、北に対するプレッシャーでの協調を哀願した朴槿惠集団のそれと同じ卑劣な売国行為です。

南朝鮮当局が、同じ民族を押し潰す企みが潜んでいる『新南方政策』を平和と協力のベールを被せて熱心に触れ込んでいますが、それは内外の非難の矢面に立つしかありません。

（時事評論）