ある少年の手紙

ある少年の手紙

朝鮮は、指導者と人民が同じ家族のような一心団結の国です。それについての話があります。

チュチェ104（2015）年10月、朝鮮の北部、ラソン市*1ソンボン地区*2で水害復旧を終え、新居入りした後にあったことです。新しい家に居を定めた被災地域の住民は、敬愛する最高指導者金正恩委員長への感謝の念で胸がいっぱいでした。それでその気持ちを込めた手紙を金正恩委員長に送りました。

ある住民は手紙で、金正恩委員長から送られた新米で朝飯を炊いて膳に向かったものの、ソンボン地区の被害復旧のため800キロあまりの遠いところを訪ねた委員長に昼食をもてなすことも考えられずにいたことが思い出されて涙を流したと書きました。

又、若い女性は、両親もまだ来たことのない道を委員長が20日間に2回も訪ねてきた、寒くなる前に委員長から送られた綿入れを着て泣いたと書きました。その多くの手紙の中には、ある少年の手紙もありました。

高級中学校の卒業班のその生徒は、少年団大会の代表に選ばれた少年でした。早くして両親に死に別れ、祖母の下で育ったその少年は、祖母まで大水で亡くし、病院のベッドで手紙を書きました。

少年は、荒れ狂う大水に巻き込まれて力が尽き果て、水のそこに沈んだ瞬間、一番先に金正恩委員長の姿が目の前に浮かんだとし、少年団大会の会場で見えた委員長の忘れられない祝福の微笑に勇気付けられた、それで必ず生きて委員長の恩に報い、また見える思いで浮かびあがったという内容でした。

少年の手紙は続きます。金正恩委員長の熱い思いやりが肉と血となり、わたしを生き返らせた、まさに金正恩委員長は私の父、1人ぼっちになった私の枕元で昼も夜も付きっ切りの多くの人たちは皆が皆私の家族だと書きました。

卒業したら軍服を身に纏い、金正恩委員長を父と仰ぐこの大きな家を守るという少年の誓いがこめられた手紙を委員長は深い感動の中、読みました。

委員長の胸に宿る熱い人民愛を朝鮮のある女流詩人は詠います。

・・・ あ　大事なものが胸に迫ってくる
1字1字に宿る素朴なその思い
嬉しいことも　悲しいことも
打ち明け
遠くにいても　近くにいても
幸せな日も　苦しい日にも
変わることのない人民の思いが
くだりごと　映えている

（ありがたい人民
敬い慕う　守る　この心と心を
黄金に比べえようか
白玉のような人民の心は一筋
黄金でも買えられない
あ　空があって
日と月と星もある
人民がいてこの金正恩がおり
この金正恩は人民のためにいる！）
・・・

敬愛する最高指導者金正恩委員長の人民への限りない献身と奉仕の精神はこの地に無数の人間愛の伝説を生んでいます。

（今日の朝鮮）