長編叙事詩が生まれたのは

長編叙事詩が生まれたのは

あ、われらの太陽、人間の太陽！
喜びに胸と胸を膨らませる
貴い、偉大なその若さは
燃えるような革命への情熱
行く手を照らし、世界を照らす！
朝鮮を押し立てる！

あ、空、太陽の空！
まぶしい太陽で輝く空
太陽あっていついつまでも明るい空
この太陽の空は青く澄み切っている！

これは人民賞受賞作品の長編叙事詩「太陽輝く空」の1くだりです。朝鮮人民誰もが愛唱している長編叙事詩「太陽輝く空」は、女流詩人のハン・ドンソンさんが作ったものです。この長編叙事詩が生まれたのは次のようないきさつからです。

チュチェ104（2015）年8月、朝鮮の北部地方のラソン市が洪水に見舞われました。敬愛する最高指導者金正恩委員長は敵対勢力の戦争策動のため、情勢が緊張した中にも、朝鮮労働党中央軍事委員会総会でラソン市の水害復旧を朝鮮労働党創立記念日の10月10日まで完全に終えることについての朝鮮人民軍最高司令官の命令を下しました。そして飛行機に乗り、船に乗って国の最果てのラソン市を訪れました。

金正恩委員長は、ラソン市の被害復旧はたんなる自然災害を取り払うためのことでなく、人民の心の中に大事にしまわれた労働党への信頼を守る神聖なことだと言いました。そして歳月がたち、世代が変わっても一筋労働党を固く信じ慕うわが人民は世界で一番良い人民だとし、偉大な金日成主席と金正日総書記が譲り渡したわが人民を、主席と総書記を仰ぐようにもっと大事にしようと呼びかけました。

金正恩委員長の話は女流詩人の胸を強く打ちました。金正恩委員長が被害をすっかり取り払い、社会主義の楽土に一新したラソン市をまたもや訪れたとのニュースに接した時、その感動はいっそう深いのものでした。

1ヶ月余りの間に文字通り、奇跡のように立ち上がった住宅を見て、嬉しくて嬉しくて明るい笑みをたたえていた金正恩委員長の姿、金正恩委員長と共に記念写真を撮る人民軍軍人、金正恩委員長が乗った車を追いかけながら歓呼の声を上げる軍人たちの姿。ハンさんはラソン市へと心を馳せました。

（行こう、私が高らかに謳い上げるこの時代の一番美しい歌、熱い思いこもる歌がまさにここラソン市にあるだろう！）

こうしてハンさんはラソン市に行きました。質素な運動靴を履いて泥の埃が立つ険しい道を金正恩委員長が訪ねてきた、金正恩委員長のおかげで立ち上がった立派な住宅のあるここが私たちの村だ、と潤んだ声で言っていたラソン市の人たち、その話は実に感動をそそるものでした。

ハンさんは太陽のない空がありえないように、金正恩委員長にとって人民はすなわち空そのもので、その空は人間の太陽の日差しの中、いついつまでも青く澄み切っていると言うことを改めて感じました。これがそのまま叙情詩のモチーフとなりました。

しかし単なるインスピレーションが沸いて詩人が書いたものではありませんでした。ラソン市の人たちの気持ちで、実際の生活体験を通じて痛感した真理でもありました。

創作の衝動に駆られてラソン市を発ったハンさんは、10日目には長編叙事詩を発表しました。長編叙事詩は人々の間で大きな反響を呼び起こしました。

創作の成果を祝う同僚たちに女流詩人はこう話しました。私たちにこのような立派な詩を与えたのは金正恩委員長です、と。

（今日の朝鮮）

羅先市水害：ある少年の手紙、一番の富、重い足取り、軽い足取り、自慢と不満、人民の軍隊、絶対的基準、長編叙事詩が生まれたのは、万福洞と命名されたのは、災いを転じて福と成す奇跡、災いを転じて福となす奇跡は生まれる