万福洞と命名されたのは

万福洞と命名されたのは

ラソン市は共和国の最北端に位置しています。今から5年前、ここは水害に見舞われ、多くの人が家屋を失い、路頭生活を余儀なくされました。このことで誰よりも心を痛めたのは、敬愛する最高指導者金正恩委員長でした。

チュチェ104（2015）年8月27日、ピョンヤンでは朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議が行われました。国の最大の重大事である国防関連の戦略的問題が協議されるこの会議では、ラソン市の被害復旧が重要議題として協議されました。

被害復旧最中の9月のある日、金正恩委員長がラソン市を訪れました。ラソン市の罹災民のことで眠ることが出来なかった、直接被害復旧現場を訪ねてみて初めて気持ちが安らぐようでこのようにやって来た、という金正恩委員長の言葉は建設者の胸を強く打ちました。

この日、金正恩委員長は、ラソン市の被害復旧は単なる自然災害の傷痕を取り払うことでなく、人民の心の中に大切にしまわれている朝鮮労働党への信頼を守る聖なる闘いだ、建設者みなが自分の故郷、自分の家をつくる気持ちで頑張ろう、と言いました。金正恩委員長の呼びかけに応えて奮起した軍人建設者によって、30数日間で1800戸余りの平屋と低層住宅が建てられました。

10月7日、金正恩委員長はまたもやラソン市を訪れました。人民のためのことを最大の重大事とみなしている金正恩委員長にとって、ラソン市の罹災民に幸せなわが家を与えるのは一番の国事、一番の喜び事でした。

金正恩委員長は新築した住宅が前より良いか、寒くはないか、水は良く出るのか詳しく見て、罹災民に住宅をつくってあげたので安心できると言いました。自然災害によって生活の場は崩れたものの、金正恩委員長の恩情によって永遠の人民の住処が地図に新たに記されました。

その温情を末永く伝えようとラソン市民は、金正恩委員長が訪れたペクハク山の麓の村を万の幸福の場という意味で、マンボク洞、万福洞と命名しました。

（今日の朝鮮）

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