石碑が伝える話

石碑が伝える話

共和国のカンウォン*1道にポチョン里*2というところがあります。ここに、偉大な金日成主席の現地指導記念の石碑がありますが、主席の業績を今に伝えています。

チュチェ54（1965）年5月11日のことです。当時、ポチョン里の農作はままならぬ状態でした。それで、村を訪れた金日成主席は農民と一緒に農作について話し合いました。

カンウォン道革命事績館のパク・チョルオクさんのお話です。

「この日、金日成主席は豊かに暮らすには、まだ農民の覚悟が出来ていない、過去、とても貧しい生活をしていたここの農民たちが今は、どうして農業が上手く出来ないのか、その原因は何か、率直に話して見ようと言いました。主席の気さくな人柄に引き付けられ、農民たちは緊張が解けて、心のうちを打ち明けました」

ある農民は土地が酸性化したと言い、ある農民は労力が足りない、また、労力の組織が下手だと言いました。主席は農民の話を通して、農作の出来がよくない原因が農場の管理チームの未熟性、農民の思想意識が発展する現実に遅れていることにあることを見抜きました。それで、主席は、長い間暖めて来た独創的な分組管理制の構想を示しました。

その日、主席は農村で集団生活の規模を正しく決めるのは、共同経営を発展させ、農民の集団主義精神を発揮させる上で重要な意義を持つとし、土地がよいが、問題は田畑の管理をどうするかにかかっている、分組管理制を実施するのが重要だと教えました。そして、分組管理をどう行い、分配はどんな原則で行い、分組管理制を実施する上で守るべき原則は何か、つぶさに教えました。

協議会は4時間以上も行われました。主席に教えられて農民たちは自信が沸いてきました。主席と同行した偉大な金正日総書記は、興奮している農民たちに、主席が実施する分組管理制は農業発展で画期的な意義を持つ最も優れた営農方法システムだとし、主席の教え通り、農業をよくやってみるようにと励ましました。

その後、農民たちは助け合い、導き合いながら、分組の農業に励み、ポチョン里を誰もが羨むところに変えました。ポチョン里の石碑は、農場の移り変わりに秘められた主席の不滅の指導を今に伝えています。