発明家の調理師

日増しに発展する食文化は、美味しく健康にも良い料理を求めています。ピョンヤンにあるトンデウォン区域総合食堂では料理技術を絶えず高めて来客を喜ばせています。

この食堂は全国規模の料理コンテストと料理祭典にユニークな料理を出して高く評価されています。その評価は、調理師のリ・リョンヒさんの努力を抜きにして考えられません。

料理学修士で発明家であるリさんは、新たなレシピを多く出して、みなに尊敬されています。40代の主婦としてサービスと研究を兼ねるのは、決して容易ならぬことです。でも、人々の健康増進と食生活の向上に役立つなら本望だと、いつも思索を重ねています。

先日は蛋白草を主食に利用できるというアイデアを出しました。科学技術殿堂で資料を集め、数十回の実験を重ねて蛋白草の乾燥と粉砕、調理法での技術上の難問を一つ一つ解決しました。

ついに、リさんは、蛋白草で麺類を作り、その加工方法も科学化しました。リさんが出した蛋白草を使う色々な粉料理のレシピは専門家の関心を引いています。

リ・リョンヒさんのお話です。

「食文化の進歩で調理師の役割は極めて重要だと思います。これからも栄養価が高く、好評を博する料理を多く開発して、人民の食生活に役立てるつもりです」

今もリさんは新たな料理を作ることにこの上ない誇りを感じ、思索を重ねています。

（文化―くらし）

2023.06.15の記事

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