男声合唱「われらの未来明るい」

男声合唱「われらの未来明るい」

チュチェ102（2013）年10月のある日、朝鮮労働党創立68周年を記念するモランボン楽団と功労国家合唱団の合同公演が盛大に行われました。ステージでは「われらの未来明るい」という男声合唱も披露されました。

合唱は他の合唱に比べて形式が真新しく、魅力的なので、観客に躍動し、飛躍するこの時代の息吹を思わせました。歌「われらの未来明るい」は歌詞の思想性と共に軽快で迫力のあるメロディーにより、世に送り出されたときから青年の間で広く歌われました。それが前とは違って、男声合唱としてアレンジされ、観客の人気を集めたのです。

合同公演を準備していたある日のことです。敬愛する最高指導者金正恩元帥が合唱団を訪れました。元帥は創作家と歌手たちに「われらの未来明るい」、この歌を演奏して見るようにと言いました。管弦楽の前奏に次いで歌が響きました。

力強く足並み揃え、われらは進む足取り高く
勝利の自信に満ちてより高いところへ
進む社会主義の道を
誰も阻めない
まばゆい導きの太陽輝き、われらの未来明るい

演奏を聴いた元帥はアレンジがうまくできている、もう一度、演奏してみるようにと言いました。そして繰り返しの部分で「誰も阻めない」の「阻めない」をシュプレヒコールの形式ですれば、もっとすばらしいだろうと言いました。この日、この歌を5回も聴いた元帥は、もしかある部分でドラが響けば、もっと興るだろうと言い、民族性を生かすことも強調しました。

数日後、功労国家合唱団の責任者を電話で呼んだ元帥は、歌「われらの未来明るい」は歌詞が良いので、3番までみな歌わなければならない、2番から3番に入るとき、半音高く歌うほうが良いだろう、間奏はその次にしたほうがどうだろう、と言いました。これまで2番まで歌って間奏の後、3番を歌うのは凝り固まったアレンジの方法でした。

合唱団の皆は総書記の奇抜なアイデアに感嘆を禁じえませんでした。ただ一つの要素から歌の全般を生かす独創的なアレンジの方法だったのです。その後、再度、手を加えたこの歌を聞いた元帥は、すばらしい、歌詞に「進む　社会主義の道を、誰も阻めない」というくだりがあるが、とても気に入ると言いました。

男声合唱「われらの未来明るい」、この歌は英知に富む金正恩元帥によって蘇った1つの名作です。