生涯を通して歩いたあぜ道

生涯を通して歩いたあぜ道

偉大な金日成主席の生誕日、4月15日の太陽節が日一日と近づいています。人民軍軍人と人民の皆は朝鮮人民に豊かな生活をさせるのを一生の願いとして、苦労の限りを尽くした金日成主席の不滅の業績を胸熱く振り返っています。北の最果てにあるワンジェサン協同農場にも主席の苦労の足跡が刻まれています。

チュチェ80（1991）年8月、金日成主席はワンジェサン協同農場を訪れました。農場の作柄について聞いて、田んぼの方へ視線を移した主席は稲の作柄が上々だ、水稲の品種は何で、他の品種も植えているのか、どの品種の収量がもっと高いのか詳しく調べて、ヘクタール当たりの収量を高めるには客土作業を行うべきだと言いました。

満ち足りた気持ちで上出来の田んぼを眺めていた主席は暫くして、遠路をここまで来たので、トウモロコシの出来具合も見なくては、といって、トウモロコシ畑に行きました。そして、腕ほどもあるトウモロコシを手にしては上出来だと言って大いに喜びました。主席は、今の出来具合なら、ヘクタール当たり、トウモロコシを10トン以上は出せる、今回、ハムギョン北道*1に来て見て、自信がついたと言いました。

振り返ってみますと、国の最北端に位置したワンジェサン協同農場の豊作はここの土地が肥えているからでも、また、天から授かった幸運に恵まれたからでもありませんでした。常に北部地帯の穀物生産に深い関心を払い、農業を盛りたてるために腐心した主席の正しい導きによるものでした。

気温が低いこの地帯の特性に合う新しい用水管理方法と畑での冷床苗はどう行い、苗代の温度を高めるには腐植土をどれぐらい施すのが良いのか、トウモロコシ作で見逃してはならないことは何かなど、ここの農業で革新的な成果を収めるための方向付けをしました。

この日、主席は、ワンジェサン協同農場で作柄上々の田畑を見て気分がとてもよい、ここを離れたくない、と言いました。正に、人民のための道に喜びを見出していたので、たとえ、その道がいくら険しくてもそれをものともせず人民を訪ね、また訪ねた主席は優しい父そのままでした。

人民の願いを叶えてやるのを一番の願い、一生の使命とみなし、生涯を閉じるまであぜ道を歩いた金日成主席の業績を朝鮮人民はいついつまでも語り伝えるでしょう。