新入生の夢

共和国で4月1日は、新学年が始まる日です。この日、どこの学校も祝日ムードに包まれます。活気に満ちて校門をくぐる新入生たち、その胸々に花を付けて上げる教師たち、わが子のえらそうな姿に見入り、立て続けにシャッターを切る親たち、道行く人たちも足を止めて賑やかな校庭を眺めています。

皆が楽しい気分で迎える日ですが、小学生になった幼稚園児たちの喜びようはなおさらです。国から与えられた制服と学用品、ランドセルを受け取って小躍りし、この日を指折り数えて待っていた新入生たちです。

初の授業が始まると、将来の希望を聞く教師にみな、元気な声で答えます。英雄称号の受賞者に、博士に、先生に、スポーツの名手に、名だたる芸術家になりますと。各々、答えはまちまちですが、一生懸命勉強して、栄える朝鮮を輝かす立派な人になろうとの思いはみな同じです。