敵撃滅の歌

敵撃滅の歌

チュチェ39（1950）年6月25日、アメリカは創建されたばかりの朝鮮に対する武力侵攻を開始しました。そのときから60数年が経ちましたが、今日も朝鮮人民は、美しい山河を焼き払い、骨肉を奪い取ったアメリカへの憎悪に燃えています。

朝鮮人民のこうした燃え滾る敵愾心を見せる歌があります。「アメリカ帝国主義侵略者が襲いかかるならば死を」この歌です。チュチェ72（1983）年に出たこの歌は、作詞にチェ・ジュンギョン*1、作曲に功労芸術家の称号を受けたリャン・ヨンチョル*2です。

朝鮮戦争を起こしたアメリカは、共和国北半部で夥しい数の人たちを虐殺しました。シンチョン郡*3だけでも50数日間に、当時の住民の4分の1に当たる3万5000人を殺しました。アメリカは朝鮮戦争の時、無辜の人民を最も野蛮な方法で殺したばかりか、細菌戦まで行いました。

ところが、偉大な金日成主席に導かれる朝鮮人民軍と朝鮮人民の前に跪き、3年後は降伏書に印を押しました。しかし、アメリカはその後も侵略の触手を伸ばし、共和国北半部を侵略しようと執拗に策動しました。

朝鮮人民は金日成主席と金正日総書記の正しい導きの下、自衛の軍事力をあらゆる面から強め、アメリカの侵略策動をそのつど粉砕しました。歌は、朝鮮人民の燃える敵愾心、そして、二度とアメリカが襲い掛かるなら愛する国を守る決戦に立ち上がる固い意志を歌っています。

1番では、幸せな生活を目の上のこぶとみなすアメリカがあえて手出しできないよう国を鉄壁のごとく固め、国力を更に強めた朝鮮人民の透徹した精神をよく見せています。

2番には、アメリカが愚かにも侵略して来るなら国の名誉を守り、正義と自衛で固められた不抜の力をまたもや誇示して一撃のもとに敵を打ちのめす朝鮮人民の揺ぎ無い意志が込められています。

3番は、朝鮮人民の導き手である朝鮮労働党が持たせた胆力と英知でアメリカを打ちのめし、血の代価を払わせ、必ず国を統一する誓いを歌っています。

キムウォンギュン音楽総合大学*4民族音楽研究所の研究員キム・グァンチョルさんのお話です。

「『アメリカ帝国主義侵略者が襲いかかるならば死を』この歌は、アメリカ帝国主義のいかなる戦争策動も断固跳ね返す朝鮮の軍隊と人民の意志を力強く歌っています。メロディーは、歌詞に合わせて迫力あるリズムと幅広い展開を見せています。この歌は、侵略者への燃える敵愾心と敵撃滅の意志が脈打ち、朝鮮の軍隊と人民の間で広く歌われています」

今日、朝鮮はまた一人の鋼鉄の統帥である敬愛する金正恩元帥の正しい導きの下、水素爆弾まで保有した軍事強国として名を馳せています。

朝鮮人民はこれからも代を継いで指導者に恵まれた誇りを胸に、この歌を高らかに歌いながら国の自主権と尊厳を守っていくでしょう。