奴隷労働と弾除けの運命を強いた日帝

奴隷労働と弾除けの運命を強いた日帝

1937年7月に中日戦争を起こした日帝は、大陸への侵略戦争に費やす膨大な人的・物的資源を賄うため、1938年4月に「国家総動員法」を公布した

数多くの朝鮮人が苦役場と戦場に連行されて、中世さながらの奴隷労働と弾除けの運命を強いられた

「国家総動員法」は1938年4月1日、第1次近衛内閣によって採択されました。日帝はこの「法」の第49条に、「本法の施行は外地にも適用」という文言を入れ朝鮮でもっとも野蛮な、強盗さながらの方法で徹底的に実行しました。当時、「朝鮮総督府」は「国家総動員法」に基づいて「学徒勤労令」、「女子挺身隊勤労令」など朝鮮の老若男女をとわずに強制徴発するための各種悪法と「徴兵」制度を大々的に設けることによって朝鮮人強制連行の「法律的体制」を構築しました。この「国家総動員法」によって、数多くの朝鮮人が炭鉱と鉱山、造船所、ダム、鉄道の工事場など苦役場と中国、南陽群島を始め日帝侵略軍の戦場に連行されて、長時間の過酷な奴隷労働と虐待、悲惨な弾除けの運命を強いられました。そればかりか、朝鮮の多くの天然資源が略奪されました。このように、大陸への侵略野望に取り付かれて朝鮮を自分たちの完全な兵站基地に転落させ朝鮮人民にありとあらゆる不幸を強いた日帝の犯罪は断じて許せない反人倫の行為です。

（世界と朝鮮―史実）