勝利の歴史は永遠に続く

勝利の歴史は永遠に続く

祖国解放戦争勝利記念館の参観記　第1回

先日、景色の良いポトン川*1の岸辺にある祖国解放戦争勝利記念館を訪れました。祖国解放戦争勝利記念館にはアメリカの侵略を退ける1950年代の祖国解放戦争の時、朝鮮人民が偉大な金日成主席の導きの下、輝かしい勝利を収めたことを見せるものと資料が展示されています。

ここは共和国英雄ホール。一身をなげうって国を守り、戦闘英雄の称号を受けた人たちの偉勲を見せるコーナーです。両側の壁面いっぱいに張られた英雄たちの写真が目を引きます。

解説係のリ・チュンシムさんのお話です。

「ここに展示された英雄たちの写真は600枚以上です。金日成主席が取り戻した国で初めて工場の主人、土地の主人となって人間らしい生活と幸せを味わった朝鮮人民でした。国の解放後、人民は主席が取り戻した国は命より貴いものであることを知りました。朝鮮人民にとって主席はとりもなおさずこの国で、この国は主席そのものでした。それで600人以上の英雄はみなが国を守る砦、盾となり、国の歴史に末永く輝く偉勲を立てることができたのです」

両腕と両足を負傷したまま手榴弾を口に咥えて肉弾となって敵陣に踊りこんだ英雄カン・ホヨンさん、敵機を見事に撃ち落し英雄称号を2度受けたキム・ギウさん、ウォルミ島*2防御戦で偉勲を立てた英雄リ・デフン*3さん、「海の動く島」と呼ばれていた米軍の重巡洋艦を撃沈した魚雷艇の英雄キム・グンオクさんなどなど。

英雄の名を一人一人呼んで見れば、国の運命を自分の運命、生活そのものとみなした兵士たちの気高い精神が改めて胸に植えつけられます。金日成主席がいるので必ず勝つという信念と、自分の指導者と制度のありがたさを肌で感じた人民軍軍人と人民だからこそ、アメリカの侵略を退け、国を守り抜くことが出来たのです。

英雄リ・スボクさんの彫像の前で足を止めました。火を吐く敵軍のトーチカめがけて突進する不屈の姿、享年18歳でした。解放なった国で幸せな生活を営んだのはわずか5年、しかしその5年はリさんにとって掛け替えのない大事なものでした。それでチュチェ40（1951）年10月、1211高地の左側の無名高地の奪還戦で敵軍のトーチカを胸で塞ぎ、突撃路を切り開いたのです。

参観に来たチェ・ハクチョルさんのお話です。

「身がそのまま肉弾となって最後の突撃戦へと出た英雄たちの不屈の姿を通して私たちが営む今の幸せがどのようにもたらされたものなのか分かりました。特に、敵軍のトーチカを胸で塞いだ18歳のリ・スボクさんが残した詩が心の中に深く刻まれました。

一つしかない祖国のために
二つとない生命ではあるが
私の青春を捧げること以上に
貴い生命
美しい希望
偉大な幸せが
ほかにあるだろうか

英雄たちの精神から学ぶことがあります。それは、国を守って戦う道に生きがいと幸せがあるということです」

偉大な指導者を戴いて労働者、農民の息子や娘たちが国の歴史に末永く輝く不滅の偉勲を立て、年代と世紀を継いで国と人民の心の中に生き続けているのです。

祖国解放戦争勝利記念館の参観記　第2回

祖国解放戦争勝利記念館の共和国英雄ホールを見た後、勝利館を見ました。

解説係のキム・ヘジョンさんは先ず、停戦談判関連資料が展示されたところへ案内しました。

「1951年6月30日、アメリカは自分の方から共和国に停戦談判を持ちかけて来ました。金日成主席はこれについての報告を受けて、アメリカが『強大国』の対面も捨て、自分の方から共和国に停戦談判を持ちかけてきた、これは共和国の勝利を意味する、こう言って停戦談判での共和国の揺ぎ無い立場を示しました。こうして1951年7月10日から初の停戦談判が行われました。周知のようにこの停戦談判は1953年7月になってようやく決着がつきました」

停戦談判の書類にサインする偉大な金日成主席の写真の前で、戦争を勝利へと導いた主席の不滅の業績を改めて思い起こしてみました。

チュチェ42（1953）年7月27日、停戦協定調印式が行われたことについての解説を聞いた後、その翌日である7月28日、戦争での勝利を祝うピョンヤン市民大会で演説する主席の写真を見ました。この日、共和国の軍人と人民みなの願いどおりに祖国解放戦争を勝利へと導いた金日成主席に朝鮮民主主義人民共和国英雄称号が授けられました。

次にピョンヤン市民大会で演説する主席の姿が収録された記録映画を見て主席の演説の肉声を聴きました。太陽のように明るい笑みを湛えて市民の歓呼に手を振って応える主席のやさしい姿を見て、また、そのりんりんとした声を聴いて、戦争の重荷を一身に担って、砲煙弾雨の中、軍人と人民を勝利へと導いた主席への敬慕の念が沸いてきました。

その後、戦争で偉勲を立てた朝鮮人民軍部隊に授与された近衛部隊の旗と戦争での勝利を祝って盛大に行われた閲兵式の写真などを見ました。そして偉大な総帥を戴いた軍隊と人民にかなう者はこの世にいないという真理を覚えました。

アメリカの敗北ぶりと朝鮮人民軍の戦果を見せる資料の前で解説係の説明を聞きました。

「共和国の軍人と人民は金日成主席の正しい導きの下、戦争の全期間、156万7128人を殺傷および捕虜にし、その中、アメリカ侵略軍は40万5498人を殺傷および捕虜にしました。そして、多くの兵器と戦闘機材を破壊し、鹵獲する戦果を上げました」

祖国解放戦争での勝利は金日成主席が思想の力、戦略戦術の威力で収めたもので、その導きを受ける人民軍軍人と人民の不屈の精神力がもたらした誇らしいものでした。

参観に来たキム・ジョンヒョクさんのお話を聞いて見ましょう。

「ここに展示された祖国解放戦争での戦果の資料を見て誇りを感じますね。アメリカははっきり知るべきです。またもやむやみに振舞うなら朝鮮人民は国を守る戦いにこぞって立ち上がり、必ず降伏書を書かせるでしょう」

また一人の鋼鉄の総帥である敬愛する金正恩元帥を戴いたので勝利の歴史は永遠に続くものとの確信を持たせるここ祖国解放戦争勝利記念館です。