勝利の歴史に印された大衆運動

勝利の歴史に印された大衆運動

祖国解放戦争の時、偉大な金日成主席の呼びかけに答えて憤然と立ち上がった朝鮮人民軍軍人たちは、比類のない勇敢さと集団的英雄主義を発揮し、血潮で国を守りました。軍人たちにとって自分が守る山、高地は国の一部分でした。

戦争最中のチュチェ40（1951）年の夏からすべての前線部隊、区分隊では「私の高地」運動が展開されました。この運動は英雄称号を受けた小隊長のハン・ゲリョルさんによって始まりました。

ハンさんはチュチェ39（1950）年8月中旬、320高地で戦い、この高地は私の高地だ、私はこの高地から退くことはできないといって、小隊の軍人たちを励ましました。翌年の4月、ある無名高地の戦闘で最期を遂げる時、祖国の高地は私の高地だとし、祖国の高地をあくまで守ることを戦友たちに頼みました。

「私の高地」運動に軍人みなが加わり、一寸の土地のため青春も生命もためらうことなくささげました。人民軍軍人たちは自分が守る高地は父母妻子のいる懐かしい故郷につながっているとして、肉弾となって戦いました。

英雄のカン・ホヨンさんは両足と両腕に致命傷を負って身動きもできなくなるや、手りゅう弾を口にくわえて敵軍の真っ只中へ転がり込み、壮烈な最期を遂げました。英雄が輩出した部隊では犠牲になった戦友の復讐のための復讐記録運動が展開され、これは軍人たちを敵撃滅へと呼び起こしました。

チュチェ40（1951）年6月のある日、共和国英雄及び模範戦闘員に会った金日成主席は復讐記録運動を高く評価しました。この時から人民軍では復讐記録帳を作って、犠牲になった戦友の恨みを百倍、千倍に晴らすための復讐記録運動が展開され、これは軍人たちが集団的英雄主義を発揮するよう励ましました。

祖国解放戦争のときに輩出した英雄の中には当時の朝鮮の青年組織である民主青年同盟の同盟員が少なからずいました。両腕と両足に重傷を負って身動きができなくなるや、顎で重機の引き金を押して多数の敵軍を倒した英雄のチョ・グンシルさんもこの青年組織の同盟員でした。

金日成主席はチョさんが使用した重機に民主青年同盟の略称である「民青」の称号を授けました。兵器を自分の瞳のように管理し、その威力を最大限に発揮してより多くの敵軍を掃滅するための「民青」号獲得運動は人民軍の戦闘力の強化に大いに役立ちました。

戦争の時、発揮された人民軍軍人の英雄的な偉勲は共和国の歴史に印され、永遠に輝いています。

（今日の朝鮮）