初の自爆英雄キム・ジンさん

初の自爆英雄キム・ジンさん

キム・ジン*1さんは抗日武装闘争の時の1939年8月23日、中国の安図県大沙河というところでの戦闘の際、敵軍のトーチカを胸で塞いで部隊の突撃路を開いた朝鮮初の自爆英雄です。

キム・ジンさんは1935年の春、偉大な金日成主席が率いる抗日遊撃隊に入隊しました。朝鮮語を習うことから革命の何たるかを理解するまで、主席の細かな指導を受けました。厳しい戦いの日々にも、主席の革命思想を身につけるため常に努力し、その過程に、比類のない勇敢さと英知を兼ね備えた闘士に成長しました。

中国の安図県大沙河での戦闘の際、戦闘をすばやく締めくくるためには、まず、敵軍が依拠して機関銃射撃をしているトーチカを占領しなければなりませんでした。敵軍のトーチカを占領する決死隊にキムさんも加わりました。

隊員のみなは手りゅう弾を抱えて、敵軍のトーチカめがけて匍匐前進しました。トーチカまでわずか30メートルのところまで接近しました。トーチカめがけて手りゅう弾が投げつけられましたが、入り口のところで爆発しました。このとき、キムさんはすばやくトーチカのすぐ下まで接近しましたが、負傷してしまいました。

トーチカをにらみつけていたキムさんは強引に体を起こしました。そして、火を吐くトーチカの前にはやてのように襲い掛かりました。爆音とともに、赤黒い煙がトーチカを包みました。

金日成主席の許で成長し、自分の大事な全てを革命に捧げた勇敢な英雄のキム・ジンさん、その貴い革命精神は朝鮮人民の心の中に深く刻み付けられています。

（政治―その他）