人民軍創建75周年230208

意義深いこの場に列席した英雄的朝鮮人民軍の指揮官である将官の皆さん！

今日は、わが軍隊の創建75周年に当たる日です。軍隊創設の喚声を上げていたその日から2万7395日、その長きにわたる闘争道程に栄光に輝く伝統と輝かしい勝利、燦然(さんぜん)たる栄誉の叙事詩をつづってきた人民軍の誇らしい年輪を振り返るこの時刻、百戦百勝の朝鮮革命のたくましい息吹を守り、わが国家の不抜さと強大さを支えるために献身した前の世代の人民軍将兵の忘れられない名前と姿が思い浮かびます。そして、栄光のこの夜のこの瞬間も、母なる祖国の限りない繁栄と人民の安泰と幸福を守って前線と国境、各戦闘哨所と社会主義建設場にしっかり立っている全ての人民軍将兵の姿が思い浮かびます。

私は、わが党と政府の委任を受けて、苦難に満ちた革命武力闘争史に不滅な勝利の伝統の始原をもたらした抗日革命烈士と人民軍烈士、尊敬する老兵同志と今は他界した前の世代の軍指揮官同志に崇高な敬意を表します。また、この場に列席した各級指揮官、将官同志を通じて人民軍と共和国武力の全ての将兵同志に熱烈な祝賀のあいさつを伝えるところです。そして、わが党の強兵建設路線と国防政策を絶対的に支持、声援し、愛する夫と子どもたちを祖国防衛に立たせ、国の防衛力強化のために誠心誠意を尽くしている全ての人民と軍人家族に温かい祝福と心からの感謝を謹んでささげます。

将官の皆さん、人民軍将兵の皆さん、比類なく苦難に満ちた朝鮮革命がどんな力で前進し、わが国家が何によって不敗であるのか、われわれの理想、われわれの未来はいかに建設されるのか。これら全てのことに対する最も真の答え、最も公正な歴史の評価がまさに、わが軍隊の75年史のページごとに記されています。風波の荒い歴史の中でわが革命偉業がいかに守られ、わが党の思想と路線がいかに防衛されたし、われわれの国旗がいかに栄誉の絶頂で翻ってきたのかを振り返るほど、勝利のために流したわが軍将兵の貴い血と無数の偉勲を大事に刻み付けることになります。

軍隊創設の初期からわが軍隊は党と生死運命を共にする自己本然の使命を明確にしましたし、これに忠実であるための血みどろの長征を始めたこれは、われわれの建軍史が党と革命、祖国と人民の闘争史と切り離しがたい一つになるようにし、わが軍隊の75年史を最も偉大に記録できるようにした根本要因になりました。尊厳と名誉も強者にのみあり、革命偉業の正当性も勝利してこそ証明され、自衛があってこそ自主も自立もあるという真理を血みどろの勝利によって刻み付けながら、正義の力の歴史がこの地に流れました。われわれの運命と未来にとって最も貴重で、最も切実なものを全て守り、成してくれる党の軍隊、人民の軍隊、政権の軍隊、階級の軍隊、また苦労を真っ先に引き受ける軍隊、犠牲を辞さない軍隊、これがわが人民軍が血と生命で獲得しましたし、世紀と世代を継いで守っていくべき貴い名刺です。

こんにち、われわれが何よりも大事にし、堂々と自負することができるのは革命的党軍のバトン、忠誠の歴史と伝統が連綿と継承されていることです。こんにちのように困難な環境の中でも、わが軍隊が朝鮮労働党の武装力、階級の前衛として限りない力を宣揚しているのは徹頭徹尾、革命武力の第1世が銃剣に装填（そうてん）した赤い魂と崇高な使命、不屈の革命精神と決死抗戦の闘志が第5世、第6世に至ったこんにちにも少しも変わりがないからです。

わが人民軍の75年史の最大の栄光は、歳月の流れにも、歴史の狂風の中でもたくましく、連綿と継がれる偉大な継承にあります。たとえ、現在、わが革命武力の主力を成している新世代の指揮官と兵士は厳しい革命戦争や革命の苦難に満ちた試練期は経験しませんでしたが、革命が血を要求すれば血をささげ、汗を要求すれば汗をささげ、生命を賭すべきであるならまたとない生をいささかも惜しみなくささげるわが人民軍特有の絶対的忠実性、前の世代の特質をそのまま遺伝してもらったということを私は確信してやみません。

敵と直接、銃口を向き合っている最前方の戦闘陣地だけでなく、伝説的な勝利と奇跡が成し遂げられるこの国の全ての所には勢い強く闘うわが軍隊がありましたし、彼らの忠誠と愛国の伝統が宿っている赤い軍旗が力強く翻りました。わが軍隊が国権守護、人民死守、壮大な創造の戦域で精神的・肉体的限界を超越する意志の力で不死身のように闘う姿を見るたびに、常に頭が自ずと下がります。党と運命を共にし、党の命令を貫徹するその道では生きても栄光、死んでも栄光であると見なす高潔な人生観を身につけたわが軍隊でありますので、私は国が困難な時にはいつもわが軍隊から呼びましたし、わが軍隊にさらなる闘争課題を任せましたし、わが軍隊はいつものように党の呼びかけに躊躇（ちゅうちょ）しませんでした。このような立派な軍隊を統率する最高司令官であるという無上の光栄を覚えながら、わが軍隊と生死運命を共にする決心を固める時には、私は限りない幸福に駆られたりします。

創建初期からこんにちに至る長い期間、多くのものが変わり、わが軍隊の面貌は見違えるほど変わりましたが、厳しい日々にも平和な日々にも常に革命の前衛にしっかり立って誰も担当できない重荷をしっかり担いでいくその忠誠の姿は変わっていません。開拓も偉大でありましたが継承もまた偉大でありますので、わが軍隊はこの世で一番強い軍隊という時代と歴史の誉れ高い呼び名を獲得するようになりました。

私は、諸君が栄光に輝く軍旗に刻まれた文字通りに祖国の限りない繁栄と人民の安泰のために生命を賭していつものように勇敢であることを確信してやみません。いつも、諸君と生死苦楽を共にすることを確言しつつ、諸君、そしてわが人民軍に革命の前衛を頼みます。みなさんが健康な体で、わが軍人大衆のために滅私奉仕する指揮官になることを願います。わが人民軍官兵を諸君に頼みます。わが軍隊の強化・発展のために、社会主義祖国の富強・発展のために、みなさんが倍加の努力を傾けてより多くのことをしましょう。人民軍が傾けた努力の代価ほど人民の福利が増進され、国が平安であることを胸に手を当てて祈願します。ここに列席した軍隊の将官と全軍の指揮官、兵士の健康のために、人民軍の栄光のために、偉大なその名誉が永遠であるために乾杯することを提議します。

百戦百勝の英雄軍隊、朝鮮人民軍万歳！