アヒル飼養工場にまつわる話

アヒル飼養工場にまつわる話

ピョンヤンの都心を流れるテドン川*1の岸辺に新世紀にふさわしく建設されたトゥダン・アヒル飼養工場があります。

広々とした敷地を占めている工場は数十あまりの飼育舎と野外の飼養場、発酵飼料と動物性蛋白飼料の生産場、燻製場、有機複合肥料とメタンガスの工程、科学技術普及センターなど、全ての条件が揃っています。

生産工程が最新科学技術によってオートメ化、コンピューター化され、年間生産能力は数千トンに達しています。冷暖房は地中熱を利用し、副産物ではナマズなどの魚を飼っています。

偉大な金日成主席は1954年8月、都心に建てられた小さな牧場をテドン川のトゥダンという島*2に移すようにし、この島を「アヒルの島」に作りましょうと言いました。そして数千羽の種となるアヒルを送り、何度も訪ねて来て行く手を示しました。

支配人、つまり責任者のパク・ソングンさんのお話です。

「アメリカの侵略を退ける苛烈きわまる祖国解放戦争が終わったばかりで、国の事情がとても苦しい時でしたが、金日成主席はもっぱら人民のことを先に思いました。それでここにアヒル飼養工場が建られたわけですが、本当にもってこいの場所です。主席の熱い人民愛によって生まれたこの工場は偉大な金正日総書記の正しい導きの下、このように先軍の時代にふさわしく一新しました。私たちは発展する時代に即して生産の科学化を実現し、主席の願い、総書記の気高い理想を現実に花咲かせるために知恵と情熱を尽くしていきます」

金正日総書記は生産能力アップ、管理・運営の科学化にいたるまで深い関心を向けて、トゥダン・アヒル飼養工場を大規模工場にリニューアルさせました。そして、2011年10月、工場を訪れて、先軍の時代とともに末永く伝えられるもう一つのモニュメンタルな工場が建設されたととても喜び、もっと高く、もっと早く飛躍するようにと励ましました。

総合コントロール室のパク・ミョンチャンさんのお話です。

「工場の科学者、技術者みなは現在に満足していません。私たちは労働党の望み通りに世界に向けて進みます」

近代的な食肉生産地トゥダン・アヒル飼養工場は金日成主席と金正日総書記の人民愛の歴史をいついつまでも伝えるでしょう。