科学技術重視の経営戦略の成果

ピョンアン南道*1アンジュ市*2に小規模ではあるが、国の経済発展に欠かせない工場として位置づけられているアンジュ絶縁物工場があります。

工場の主任技師ホ・ソンシクさんのお話です。

「これまで、工場では日増しに増える絶縁物の需要を自分の生産で満たすために、科学技術を生命線として、生産と経営活動の情報化、科学化の実現に引き続き力を入れてきました。その過程に、輸入に頼っていた原料と資材のほとんどを国産化し、生産工程全般の現代化を実現したのを始め、絶縁物の生産で多くの成果が収められました」

この工場が絶縁物の生産を増やす上で主眼を置いたのは原料の国産化でした。手始めに取り掛かったのは、絶縁物の生産に多く使われるオイルを国内に豊かな原料に取り替えることでした。そのため、工場の技術者と技能工は、代替オイルの利用での技術的問題を解決するためにアイディアを出し合いました。

議論を重ねて、精製工程を新設し、季節を逃すことなく代替オイルを確保するための対策も立てました。こうして、代替オイルを利用して絶縁物の質を充分に保障できる技術工程を自力で立派に確立しました。

それだけではありません。工場の労働者、技術者誰もが新技術の開発と導入に努めて、希釈剤と溶媒、触媒を国内の化学工場の製品で代替することができました。温度と圧力を始め反応条件を科学的に加減して、ハイレベルの絶縁物を生産できる技術工程を完備しました。

こうした成果は全て、工場の労働者が科学技術重視の経営戦略を一貫して堅持し、徹底させてきた結果です。

「これから私たちは自分の力と技術で良質の絶縁物をより多く開発し、生産するつもりです。こうして、より大きな生産の成果で国の繁栄に貢献したいと思います」

2016年の記事
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*1 平安南道（평안남도）
*2 安州市（안주시）
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Last-modified: 2017-03-14 (火) 17:13:53