科学技術に主眼を置いて

科学技術に主眼を置いて

朝鮮では今年末にマンリマ先駆者大会が開かれますが、その大会目指して、今、国中が鋭意努力しています。

ピョンヤンのラクラン戦傷栄誉軍人プラスチック日用品工場*1もその先頭で励んでいます。40数年前、簡単な作りの鉄製日用品を生産する小さい工場としてスタートしたこの工場が、今は、人民生活に欠かせない各種プラスチック製品を量産する工場に進歩し、国中にその名が知られています。

工場の責任者、支配人のカン・ナムイクさんのお話です。

「小さい工場が総合的なプラスチック日用品工場になった秘訣は他ならぬ科学技術に主眼を置いたからです。工場では科学技術に頼らずにはなんの成果も期待できないと言う立場で、科学技術の発展に第一義的な力を入れました。もちろん容易ならぬことでした。私たちは古い設備を一つ一つ改造したのを新設備と共に生産に利用し、集団的技術革新運動を広く展開して技術上の難問をそのつど解決し、生産を正常化しました。科学技術を握れば不可能なことなどない、私たちはこれを信じてやみません」

近年、工場では生産工程全般の統合生産システムをハイレベルで構築し、60数台の設備を先端技術で改造し、千数百点の各種部品を作りました。今年だけにも、従業員みなが奮闘して、茸生産用の耐熱性ペットボトルの型を開発するなど30余りの技術革新案を取り入れて上半期の人民経済計画を繰り上げて達成しました。

また全ての設備を丹念に管理してフル稼働させ、人民が好む良質の各種プラスチック製品と包装材を量産しています。工場では、従業員の先端技術の習得にも力を入れています。従業員皆が働きながら学ぶ教育システムで学び、また、オンライン教育も受けています。毎日、作業班別に科学技術普及室も欠かさず運営しています。

労働者のリム・チャンホさんのお話です。

「私は働きながら学ぶ教育システムで学んでいます。現場での労働過程に得た知識を実践と結びつけるようになりました。学んだ知識を踏まえて技術上の難問を解決して行くんですが、もう、だいたいの故障は独力で直します。知は力と言いますね、これからも、工場にある科学技術普及室を利用して先端技術の習得に努めます」

この6月、朝鮮労働党中央委員会は上半期の人民経済計画を繰り上げて達成したラクラン戦傷栄誉軍人プラスチック日用品工場の労働者、技術者に祝賀文を送りました。

これに励まされた労働者皆は今、革命的軍人精神と現代科学技術の力に頼って増産のうねりを上げています。

• 2024.04.14 朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会の政令第1592号が発表されました